私の母の実家が神社であるということもあり、神道とは縁があります。古い言葉ですが「嫡子」として生まれたのですが、その後に私から見て従兄弟が誕生したことから、宮司となることを辞退したということがありました。
本編は奈良での神話に基づく神々や歴史について説明と共に、その神々のことを考えつつ散歩をします。各所の荘厳さについての話はすごく伝わります。私の住んでいる新潟から奈良まで行くのはなかなか遠方なので少し大変ですが、実際に行って、そこの神々・神話について考察するということをした気分にもなり、なかなか出来ないことをわかりやすい説明と共に描かれ、そして、いずれは自分も訪れてみたいと考えさせられました。
そして、「日本」という国家の形が形成されたのはいつなのか。という問いに関してはすごく共感できました。
大変貴重な文章です。ありがとうございました。