〇開発記録②

「もっと何か斬新なアイデアはないものか」

思案にふける。そもそも呪いとは何か、何をもって呪いとするのか。具体性がないと呪いは呪い足りえないのだろうか。

「呪われるという事実のみが存在して、その呪いの内容は誰にも分からない。当人が自覚して初めて呪いが具体化する……これはありなんじゃないかな。だとすれば……」

そういうと彼はゲーム内にAIを組み込む作業にとりかかった。

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