こんにちは、レビュー失礼致します。
熱く、切なくて美しいです。
万葉調の情熱的でストレートな歌が響いて来ます。
特に
君の背に 吐く息ゆらぎ 消えにけり
言葉はいつも 手袋の中
なんて、なんとも心情がいじらしいし、
笑い声 他人のものと気づくまで
耳がまだ君 探していたよ
が特に好きで、笑い声にふと反応して、
その声が他人と気づくまでの時間、
どこだろう、と耳鳴りのように探す、
淡くて、でも熱の籠った
幻覚すら見えて来そうな心情が大変情熱的。
古典和歌に通ずるような熱の籠った歌が詠われていて、感動。
来年も和歌を追求したいと、深く心巡らせながら詠ませて頂きました。