第5話 唐突な発表
そして、LiberaMeの方である曲がバズリます。仏教的なタイトル、暗黒舞踏っぽい(あまり詳しくないので)人が踊り、合間にメンバーが弾いている映像。
この曲の感想は『怖い』が出てしまいました。
なぜだろう不気味、なんか怖い、曲も怖いし、MVも怖い、そうなってくるとメンバーのメイクも怖く見えてくる。違和感の一部はこれなのか。
好き嫌い以前にこの感情が出てしまった時点で自分はLiberaMeの音楽が合わないのだと哀しい現実に気づいた瞬間でした。
次の曲もMVも似た感じで、やはり『怖い』が先に出てしまいました。間奏にお経のようなコーラスが怖いのです。
でも、こんなにバズるのなら高嶋さんは『ポップなインストバイオリン』ではなく、『和とロックとバイオリン』という道を見つけて進み始めたのでしょう。
そして、Style‐3!の公式から発表がありました。ざっくりするとこんな感じです。
「今回、話し合いを重ねましてバイオリンの高嶋英輔は個人事務所を脱退することになりました。Style‐3!は解散はしませんが活動縮小します」
頭が真っ白になりました。個人事務所も畳むとのこと。確かにクラファンページは新規募集はなくなり、グッズはCDなど音源のみになっており、ライブもあんなに埋まっていたスケジュールは空白ばかり。そしてYouTubeMusicからStyle‐3!は引き上げていました。
『ああ、やはり彼の心の99%はLiberaMeに向いてしまって、1%だけStyle‐3!に置いてきたのだ。サブスク撤退からしてもStyle‐3!の新曲はもはや見込めないだろう』
これも私の憶測です。インスタ見ると高嶋さんはLiberaMeの活動報告、もう一人のメンバーの長澤さんは資格勉強中とあって、本当にStyle‐3!は無くならないけど活動を縮小してしまったのだと痛感しました。
責めることはできないです。私だってここでダラダラ書いて一次選考止まりを繰り返してかすりもしない日々。副業申請するのが夢だったのですが、ブラック化してきて、その前に身体壊して辞めるか、書く時間も取れずにあっという間に定年になりかねない。
自分の好きなことと売れることの違いも痛感しているから、高嶋さんもLiberaMeのことは実は割り切っているのかもしれません。勝手な憶測です。創作の永遠の課題でもあります。いや、好きでその道を進んでいるならいいことですよ。
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