「そら」
ぽふ、
第1話
ん・・・・・・。
地平線の向こうから、おいでおいでしている。
誰・・・・・・?
『ねぇ、眼を開けて?』
え? 眼を・・・・・・?
じゃあ、この、地平線が明るく蒼い空が見えるのは・・・・・・?
ん。
瞼に、ちからを入れて。
眼を・・・・・・。
開けると、いつもの天井だった。
隣には彼が居る。
部屋のなかは、まだ暗く、て。
彼を起こさないように、そっと布団を抜け出した。
むー、寒い。
身体を、さすりながら。
カーテンを、すこしだけ開けて、見た。
ら。
地平のほう明るくて、建物の影。空には、逆向きの三日月が浮かんでる。
ああ、また新しい朝だ。
おはようー・・・・・・。
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