設定資料集でありながら、単なる補足に留まらず、本編の読後感そのものを深くしてくれます。
喫茶店、桜、黙示録、魔女狩り、陰陽五行、七つの大罪と信仰──
一見ばらばらに見える要素が、キャラクターの生き方や傷、願いへ丁寧に結びついていくのがとても面白いです。
読み進めるほど、本編で何気なく見ていた色や名前、能力、舞台にまで意味が宿っていたことに気づかされます。
世界観を作り込むとはこういうことか、と素直に唸りました。
本編読者には考察の楽しみを、新規読者には「この物語、ただものではないぞ」と感じさせてくれる、濃密で美しい資料集です。