心霊系YouTuberのもとで下働きをする主人公のもとに、奇妙な話を提供したのは一人の女性。
彼女が勤めていたという職場には、『どんな事態が起きても、必ず定時で帰らなければならない』という、一見すると非常にホワイト、しかし奇妙なルールがありました。
ある日、その真相を確かめるため、従業員たちは肝試しをする事に。
そして、彼女たちを待っていたのは……。
これ以上語り尽くすと物語の根源に関わるネタバレになってしまうので避けますが、是非最後までご覧ください。
そこには、きっと予想だにしない形で襲い掛かる結末が待っているに違いありません。
いえ、それはもしかしたら……。
こんな「働き方改革」は嫌だ。
16:30には退勤できる会社があるそうなのです。
それは、
発注ミスがあっても、トラブルが途中でも、『必ず』です。
主人公はそのことを、喫茶店でA子さんから聞きました。
この主人公、
心霊系ユーチューバーの『裏方』という、一風変わったバイトをやっておりまして、
ようは舞い込んできたネタが、ガセではないか、使えそうなのかを調べる『窓口』のような仕事のようです。
それにしても妙な会社です。ホワイトなのはいいことですが、忘れ物をしても退勤時間を過ぎていたら会社に忘れ物を取りに行くことすら許されないのだそうです。
A子さんの話ですと、ある日、肝試しで退勤後つまり16:30過ぎの会社に行ってみようという話が、会社の中であったそうなのです。
あまり乗り気じゃなかったA子さんも、同調圧力からなのか参加してしまいます。
はてさて、
怪談話において肝試しはもはや、生きて帰れぬ掟が存在しますが、
タブーを犯した彼らは果たして……無事に帰ってこれたのか?
そもそも……?
読後、我々は思い知らされます。
そもそも、大前提を見失ってはいけなかったと……。
思い切りゾワワできます。
ご一読を。