飴玉や童謡のような身近で親しみやすいものが、不気味さの象徴へ変わっていくのに背筋が震えました。単なる残酷さではなく、優しさの記憶ごと汚してくる後味の悪さが印象的です。しばらく人間不信になりそう……
無垢な信頼が、じわじわと狂気へと変わっていくホラー作品です。主人公の感情と恐怖が巧みに絡み合う心理描写は秀逸で、「猫ふんじゃった」に隠された真実が生々しく、読後、冷たい余韻が静かに残る一篇です。