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  • 文殊の便りへの応援コメント

    不思議恐ろしい読後感。
    そしてほんのりと懐かしさ暖かさ

    廃屋の中でひっそり生きている老女がいて,葉書を送り外を伺っているのかもしれません。

    足が痛くて、出迎えはできなかったけど、手料理を作って客を待ち,来てくれたら一緒にお酒を飲む。

    そんな廃屋老女小料理屋があってもいい。

  • 文殊の便りへの応援コメント

    過去と現在のズレが、静かな恐怖としてじわじわ染み込んでくる作品であると感じました。怖かった。

    丁寧で落ち着いた筆致だからこそ、廃墟となった飲み屋街や、立ち尽くす主人公の違和感が現実味をもって迫って来るように感じました。

    とりわけ、移転したと自分に言い聞かせる心理と、最後の葉書で一気に裏切られる構成は、すごいなぁと率直に思います。

    女将の礼儀正しい文章が、かえって不在を強調し、読後に説明のつかない何とも言えない気持ち悪さ。

    怪異を声高に語らず、人の記憶や習慣の隙間に忍び込ませる語り口が、怖いけど素敵でした。