友達の友達

☒☒☒

第1話

 子供の頃は誰とでも仲良くなれた。

 公園で遊んでいれば、知らない子だって昔からしっているかのように仲良く遊べた。

 それが、いつのまにか遊べなくなるのが不思議だった。


 だけれど、誰とでも仲良くしないのが正しいって大人になって分かった。


 公園で子供が遊んでいるのを見ていると、明らかに異質なものが子供たちと一緒に遊んでいるのだ。

 顔がはっきりしないなにかとか、明らかに時代がことなる、例えば着物を着ている子供とかが子供たちが遊んでいる中に混ざっているのだ。


 子供たちは普通に楽しそうに遊んでいる。

 たぶん、なんの違和感もないのだろう。


 大人だから分かる。

 大人になって特定の人としか関わらないのはああいう異質なものをはじくためなのだ。

 もしかしたら、大人になるまで人間ではないのかもしれない。

 子供というのはまだ未完成の人間で不思議な世界との境界にも違和感を感じないのかもしれない。

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