こうした人の才覚が十分に正当評価されないのはカクヨムの構造的問題である

こう言っては何だが、作者の作品はカクヨムという落書き場にはあるまじき才覚と教養の混声合唱と言っていい。
獅子身中の虫、などという言葉があるが、これは虫身中の獅子である。作者はカクヨムという虫の中では到底飼いきれないほどに巨大で、それゆえ多くの人々からは見えないものなのだ。
作者のアンティークな美しい筆をこのような場所に置いておくのは娯楽文学の損失である。どうか古井戸から飛び出して、その巨体を横たえるに相応しい大海へと旅立ってほしいものです。