血液で駆動するブラッドパンクという独特な世界観や、随所に見られる言葉遊びはともすればライトノベル的だけれど、作り込まれた設定や落ち着いた文章がそれらを「軽さ」ではなく「面白み」に昇華させている(もちろん、良い意味で)。キャラクターの立ち方や戦闘描写の切れ味もプロローグ段階で既に「おっ」と思わされるもので、痛快なバトルアクションを読みたいが、しっくり来る文章でないと読めない……という自分のような方にはピッタリの作品。