他人が去った後の学校の冷たさ。
思春期のモヤモヤを水槽の中に浮かべ、それを覗き込む二つの視点が、長い長い時間と共に集約される。
私自身、なんとなく自分の幼少期を思い出してしまう。
あの頃の、あの教室にいた顔。
思い出せる顔、思い出せない顔。
そんな誰しもの心の中に潜む、影のような記憶のかけらを、冷たく、温かく、思い出させてくれる。
きっとこの作品を読む者によって、その記憶は悲しくも、楽しくもある。
大事な気持ちを思い出させてくれるような、愛おしい作品でした。
改めまして、私の企画にご参加いただき、ありがとうございました。
まさに、私が出会いたかった、そっと優しい作品でした。
今後も、お互いに執筆を通して、誰かの心を擽る作品を描いていければと願います。