ファンタジー世界で繰り広げられる、少女リリィの絶望と希望の叙事詩。予知という呪われた力に囚われ、家族の崩壊から始まる彼女の旅は、ボクの心をガシッと鷲掴みにしちゃいました。
ドラマチックな展開に、ページをめくる手が止まらなくなる。
予知の残酷なビジョンに抗い、秘密の修行を重ねる少年少女たちの姿は、まるで自分の青春を思い起こさせるほど鮮やか。笑いあり、涙ありの日常シーンが、後に訪れる激しい戦いを際立たせます。
カイの「泥濘の狂戦士」への変貌は、アクション好きなボクにはたまらないハイライト。予知を蹂躙する戦闘シーンは、息を飲む迫力でした。
アーシュラム帝国の存在が、物語のスケール感を増大させます。
《 魅力 》
テーマの深さ。運命 vs 自由意志、絶望 vs 希望、白い闇と白い未来の対比が、哲学的な問いを投げかけてる。
予知というSFチックな設定をファンタジーに融合させ、読者が自らの人生を振り返るきっかけを与えてくれる。
ネタバレを避けますが、最終部の「約束の丘」への旅立ちは、感動の余韻を残す完璧な締めくくりではないでしょうか? 千年を超えるタイムスパンで描かれる再会は、永遠の絆を感じさせてくれます。
ストーリーとして、暗い始まりから光る未来へ移行するカタルシスが最高!
もしキミが「運命を変えたい」と考えたことがあるなら、ぜひ、このストーリーにダイブする事をおすすめします。……きっと、白い未来が待っていることでしょう。