神話的なお話なのかと思いきや、実際の舞台を何でもない街の公園に落とし込む発想にびっくりです。
そして、実は何も起きていない……!
2回読んでしまいました。読み落としているのかと思って。
これは、語り手の軽妙な一人称が、好奇心と恐怖、達成感をなんというか、かなりコミカルに伝え、
迷信を信じないと言いながらもバリバリ信じているし、何なら楽しんでしまう人間らしさ、
そこが面白いお話だと思うのです。
結果的には、災厄も奇跡も起こらない中で、本人が体験したという事実だけが残るわけなんです。
新しいタイプの未知、だと思います。