高校一年生の杉浦美果子(すぎうらみかこ)が住んでいる海ヶ丘町には、最強で邪悪な魔物をも撥ね退ける『強力な魔除けの結界』に覆われた聖堂が存在している。
かつて、美果子の祖母に当たる、シスターマリアンヌが管理をしていたが、高齢に伴い現役を引退。彼女との信頼関係が厚い神崎清華(かんざきせいか)が跡を継いた。
聖堂には、横長の旗を勇ましく掲げた等身大のジャンヌ・ダルクと、刃の先端が下に向いている剣の柄に両手を重ねて佇む、クリスティーヌ・ジュレスの白い像が安置されている。
美果子とは四つ違い、血は繋がっていないけれど姉のような存在で、良き理解者でもあるシスター清華は、悪魔を封じることのできるクリスティーヌ・ジュレスの生まれ変わりだった。後に、聖堂で大天使ミカエルと再会をした美果子が神仕(かみつか)いに変身し、シスター清華の代わりに悪魔を封じる使命を担うことになるのだが……
美果子の使命は、『封印の剣(つるぎ)』と呼ばれる剣で以て悪魔を封じると出現する、ジョーカー二枚を含む、計五十四枚ものトランプカードを集めること。
神仕いとして悪魔を封じながらトランプのカードを集める美果子の面前に、最兇(さいきょう)の死神、カリストが到来。闇に紛れて人間界に身を潜める分身的存在の魔王が、死の呪いを受けて消滅した神の生まれ変わりを捜し出し、自身の魂を手に入れて完全体になるのを防ぐため、はるか遠い過去から繰り返されてきた、死の呪いによる悲惨な黒歴史に終止符を打つため、その元凶である美果子を襲う。
幾度となく勃発する攻防戦を潜り抜け、命懸けの、壮絶な出来事を乗り越えて、少しずつメンタルが強化された美果子はカリストに対する恐怖を克服。鉄の勇気をともにして魔王との最終決戦へと挑む。
に更新