今ほど作品があふれていると、似たり寄ったりな既往作があるかもしれません。
そんなときはAIの出番ですね!
盗作してるかしてないか、調べてもらいましょう。
検出能力はスゴいもので、どれくらい似通っているかという「率」が表示されるのですよ。
新米作家が原稿をチェックさせたところ……120%というスコアが!
同様の事例が、ほかの作家でもあったようです。
――――100%を超えた数字をどう見るか。
誰しも創作するとき、なにかに影響を受けていると思います。
はたして本物とは? 洗練や派生とは?
単なるネタではない、哲学的、根源的なことを考えさせられる結末。
分量は短いですが、濃かったです。
なんだかすごいらしいですよ。
AI。語彙力がとんでもないのだとか。そして、特徴を掴むのも読み込む能力にも長けているんだそうですよ。
だのでそのうち、
AIの学習した教材が、AIが書いたものになり、それを校正するのもAIという時代だってくるかもしれませんなあ。
時に物語は、
盗作検出AIなるものが出たらしく、「盗作率」なる数値が重要視されているようにございます。
それが、70パーセントを超えると、出版停止になってしまうのだとか。
まあ、AIが物語を書いて、AIがその物語を読んでいる世界になってしまったのならそうなるのかもしれません。
滑稽この上ありませんが。
そして物語は、主人公ががいたものが盗作率「120パーセント」を叩き出してしまったところから始まります。
盗作率120パーセント。
つまり、
本物よりも、本物という意味だそうです。
どんなとんちですかね。
モノマネがホンモノより似てる。という意味なのですから。
さて、この盗作率120パーセントを叩き出してしまった本は、
どのような立ち位置。扱いになるのでしょう?
ラストにはなんともシニカルなオチが待っております。
ご一読を。