設定資料になります。

以下を把握していただければ報告書の内容を理解しやすくなると思います。

【世界観・舞台設定】

世界観：突如、「異形（いぎょう）」と呼ばれる怪物が現れる世界。原因、出現場所は不明。

舞台：日ノ出（ひので）：日本によく似た近未来の国。多数の地区に分かれ、各地に異形観測装置（いぎょうかんそくそうち）が設置されている。

時代：近未来

【脅威：異形】

異形：突如出現し、周囲に被害を及ぼす怪物。出現の原因不明。

異形階級：異形の強さを政府が定めた5段階の階級。報告により変動する可能性あり。

1. 終末級：世界滅亡級。日ノ出の全武力＋同盟国の援軍必須。

2. 厄災級：日ノ出滅亡級。日ノ出の全兵力で討伐。

3. 災害級：複数地区滅亡級。終火奏の精鋭数名で討伐。

4. 暴力級：一地区滅亡級。

5. 無力級：被害を及ぼさない（非常に珍しい）。

【対抗手段・戦闘能力】

異能の力「神威（かむい）」：全人類の約2割が生まれつき持つ超常の力。異形討伐の手段。保持者は全員、討伐部隊への入隊が義務付けられている。

災抱武器（さいほうぶき）：捕獲した異形から力を抽出し、その力を込めた武器。異形の力を扱える。

使用リスク：使用者に尋常ではない負荷がかかり、後遺症や最悪の場合、死に至る。適正試験クリア者のみ使用許可。

災抱（さいほう）レベル：災抱武器の強さの階級（レベル1～5）。レベルが高いほど強力。

【組織・人事・階級制度】

異形対策本部：政府設立の異形に関する全ての組織を管理する最高機関。

　　　　　　　※関連階級：エルダーセブン（各組織トップ7人）

異形人事部：全組織の人事、終火奏への入隊訓練、災抱武器適正試験などを担当。

終火奏（ラストノート）：異形討伐部隊（第一～第十部隊）。戦闘過程・結果を報告書にまとめ紙椿に提出。

　　　　　　　※関連階級：討伐兵階級（5段階）

律眼（りつがん）：異形研究機関。捕獲した異形や部位の研究、力の抽出を行う。結果を報告書にまとめ紙椿に提出。

火鎚（かづち）：異形討伐武器製造技工。律眼からの抽出力を受け、災抱武器を製造し、災抱レベルを制定。

帳（とばり）：異形地下監獄。捕獲した異形を収容する。収容レベルに応じ、収容方法が異なる。

　　　　　　　※関連階級：投獄レベル（5段階）

紙椿（かみつばき）：異形記録保管図書。異形に関する報告書を保管。

　　　　　　　※関連階級：閲覧レベル（5段階）

八咫烏（やたがらす）：機密情報統制機関。異形情報の公的漏洩を統制。必要に応じて国民・職員に記憶処理を行う。

【終火奏（ラストノート） 討伐兵階級】

1. 虹神（こうしん）級：最高級。強さ・実績共に最高峰。現在5名。日ノ出の切り札。

2. 金剛（こんごう）級：精鋭。暴力級異形を単独対処可能。部隊長に必須。ほぼ全員、神威持ち。

3. 銀英（ぎんえい）級：災抱武器を扱える。金剛級の補佐に回ることが多い。全体の約3割が神威持ち。

4. 銅賞（どうしょう）級：実践経験を積んだ一般兵。神威持ち無し。

5. 緑（みどり）級：訓練を終えた新米、または銅賞級未満の兵。神威持ちの新米もここから。

【世界滅亡に関する予測】

世界滅亡予測：律眼が行うシミュレーション。研究結果に基づき「もし対処に失敗していた場合、どのように世界が滅びるか」を詳細に予測したもの。

世界滅亡クラス：予測される滅亡の形態を5つの区分に分類したもの。

【異形階級別予測内容】

終末・厄災級：現実的な脅威としての予測。数時間〜数日後の破滅をシミュレートする。

災害・暴力級：増殖・進化した際の予測。放置や対処ミスが連鎖した際の文明崩壊をシミュレートする。

無力級：特異能力の悪用・拡散による予測。物理破壊ではなく、概念や社会構造の変質による滅亡をシミュレートする。

【世界滅亡クラス：5つの区分】

絶滅：『生物学的絶滅』全人類、あるいは全生命体の死滅。

消滅：『物理的消滅』日ノ出、あるいは地球そのものの物理的消失・消去。

崩壊：『構造・社会崩壊』文明維持が不可能になるほどの構造破壊や、物理法則の崩壊。

汚染：『環境・概念汚染』居住不可能なレベルの環境汚染、または生存不能な変異。

概念：『概念・認知改変』時間、因果律、生死などの概念が変質し、現状の世界が維持できなくなる。

以上。