夢一字/乱れ花押への応援コメント
連日の作品公開、お疲れ様です。
今回は柳生宗矩と沢庵が迎える最期について書かれましたが、『葉隠』と意外な接点があったんですね……。
彼らの「夢」問答は、突き詰めれば「人生とは何か」という深淵な問いに行き着きますが、沢庵の問いは宗矩だけでなく、読み手の我々にも刺さる問いでした。
「人間死んだら終わり」という無常観だけでは、人は生きていけないんだなとあらためて感じます。
深い読後感を得られる作品、ありがとうございました!
作者からの返信
実はお題フェスにそなえていくつか用意してあったのですが……要は蔵出しです(笑)
柳生宗矩と沢庵をずっと追って来たので、どうせなら彼らの最期も……というのが今作です。
「葉隠」は調べているうちに出て来て、これは使えると思って、使っちゃいました^^;
「夢」とは何かが、人生とは何かにつながって、それで生きる、死ぬとは何かということにつながるなぁと思って、書きました。
沢庵は何も残さないつもりが「夢」だけは書き残したというのが印象的で、そこに彼なりの悟りというか優しさというか、そんなものを感じました。
おっしゃるとおり、無常というだけでは、人は生きられないのかもしれません。
そして、レビューありがとうございます。
レビューで触れておられるとおり、人は死に際して何を思うというのがテーマです。
それが戦国を生き抜いた禅僧と剣士となれば、どのようなことを、と。
沢庵は夢一字を残し、宗矩は乱れ花押を残し……このふたりは友人同士であり、そこに何かドラマがあったのかもしれないと思い、想像したのが拙作です。
その拙作について、何が描かれているのか、直接は語らずに、それでいてそれへと誘ってくれる、素晴らしいレビューだと思います。
ありがとうございました!
夢一字/乱れ花押への応援コメント
沢庵宗彭
気骨のある人物が敢えて遺した夢一字。
この公案は難しいですね。
友人の宗矩の解釈が正しいかもしれないし、そうでないかもしれない。
静謐の中に綴られる話に戦国が終わったんだなという感慨を抱かせられました。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
沢庵宗彭は、将軍家に禅を教える役割を得て、自分が何か言ったり書いたりしちゃうと、それを墨守されると思ったのでしょう。
そういうのではなくて、もっと自由にやりなさいと言いたかったのでは。
そうではないかもしれませんが^^;
宗矩は宗矩で、剣に生き、剣に死す人で。
剣禅一如から、ああいう解釈を得たのでは、と思ったのです。
ちょっと文芸志向で書いてみようと思って書いた作品なので、そういう感慨を抱いていただき、作者冥利に尽きます。
ありがとうございました。
編集済
夢一字/乱れ花押への応援コメント
公案とは「お題」である。
公案の解きかたがすぐれていたらトリさんが評してくれるらしい。
だから、私たちもカクことによって修行しなければならない。
何かの答えを得て満足して死ぬのではなく、最期まで問いへの答えを求めつつ死ぬというのがたいへんかっこよく、そして、考えさせられました。
しかし、柳生宗矩、あの時代に享年七十六歳だったんですね。
ありがとうございました。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
公案=お題。
私もがんばって書いたんですけど、トリさんの評価が……^^;
修行が足りませんね(笑)
沢庵は一生修行だと思っていて、だから還暦近くなって上山に流刑になっても腐らずに漬物作って喜んでいたんだと思います。
親友の宗矩も、剣の道に生きて来て、最後まで止まらずに生きて行こうとして……だからこその乱れ花押だと思ったんです。
そんな宗矩、けっこう長生きでした。
沢庵に禁煙しろと説教されたおかげでしょう^^;
ありがとうございました。
夢一字/乱れ花押への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
今現在に存在する武道という概念――
始まりは卜伝さんや上泉さんかも知れませんが、確立したのは宗矩さんだと思います。
そして、それにはやはり沢庵和尚の影響大きかったんだろうなあ。
人に勝つ道は知らず、われに勝つ道を知りたり、か。
沢庵和尚「でも君ら親子、我欲に勝って禁煙と禁酒はできなかったよね」
と十兵衛さんと一緒に説教されそうな気がw
面白かったです。
作者からの返信
宗矩さんが将軍家指南役を獲得したからこそ、剣は剣道となって武道として確立していく……という感じだったかと思います。
剣禅一如という考えを、沢庵和尚と考えていったおかげかも。
禁煙――煙草から離れろと沢庵和尚に言われて、めっちゃ長い煙管を用意して吸った宗矩だからなぁ……「離れただろ」って言ったみたいだし(子どもか^^;
いわんや、十兵衛さんをおいておや(笑)
ありがとうございました。