惜しくも選外
好きな映画ベスト10と銘打っておいていきなり選外から書くのもどうかと思いますが、書いておきたかったので最初に発表します。
というのも、好きな映画を10コに絞るって結構大変で。アレもコレもいいところや好きなところがあるし、でもベスト10に入るかと言われたらどれもこれも同率11位くらいかな……という作品がたくさんあるのです。
まずはディズニー作品より代表して『アナと雪の女王2』。 1作目ではなく2作目の方です。
もともと私はアナ雪が特別好きというわけでもなく、続編の話題がでたときも「キレイに1作で完結していた作品の続編で稼ごうだなんてディズニーもついにネタ切れか」なんてスレた考えでいました。
だから初観賞も公開から随分経って金曜ロードショウでのことだったのですが、なんと泣いてしまって。
歌唱パートの声優さんの力強さと繊細さ、葛藤が伝わってくる歌とキャラクターの美しさに感動したのを覚えています。
とくに終盤で馬に乗ったエルサとアナが再会するシーンのエルサは美しすぎて本当に大好き。宝塚のくだり然り、私は美という感覚に過敏なようです。
そしてなんといっても、クリストフ&スヴェン(トナカイ)のソロ曲のシーン。なんであんなMVみたいなんでしょう、何カメですかってかんじで大爆笑でした。
壮大な物語だけでなくそういったわけわからんコメディ全振りシーンがあるところも好きポイントですね。
次にジブリから代表して『君たちはどう生きるか』。
世間の評価はけっこう賛否両論らしいですね。絶賛派からは「宮崎駿の描きたかったものはコレなんだよ」とか「今までの宮崎駿作品は何倍にも薄めたレモンサワーだった(?)」とか言われてるみたいですが。
私は宮崎駿監督の伝えたいこととかは正直よくわからなくて、頭で正解を考えるよりそれぞれの感性で感じろ系の作品なのかなと思いました。
そして私は自分の心で存分に感じることができたので、楽しかったという感想になるのかなと思います。
主人公の少年と新しいお母さんとの気まずいかんじとか胸がぎゅんってなったし、勇気を出して「夏子母さん」と呼ぶところは涙線にきました。
共感とか自己投影ではなく、ずっと観客として主人公を見守っていたいし、そうすることで観賞者としての自分自身の在り方も見えてくるような作品でした。
さいごに、ベスト10には入らないけれど、これだけは紹介させてほしい作品です。
ときにみなさんは“人生を変えた作品”、“価値感を変えてくれた作品”ってありますか?
私はあるんです。それが。
なにを隠そう、それまでの私はおっぱい派でした。胸・尻・太ももの中で10:0:0で胸派でした。ボン・キュッ・ボンの最初のボンにしか目が行きませんでした。
ですがその映画で、ビーチで戯れるビキニ美女たちの腰まわりをPANしていくシーンカットがあって、その瞬間私は目覚めたのです。
「あっ、お尻もイイな」って。(!)
これはとても重要なことです。ボンとボンに目が行くようになったら、必然的に間のキュッが重要であることにも気づくのですから。この年になって初めてボン・キュッ・ボンの意味がわかったような気がしました、まさに青天の霹靂。
女性のヒップラインの魅力に気づかせてくれたその素晴らしい作品の名は『ワイルドスピード・スカイミッション』。
◆◆◆
ふざけた前置きはこのくらいにしておいて、次からはいよいよマイベスト映画ランキングを10位から書いていこうと思います。
あ、念のため記しておきますが私は女性です。変態紳士だと思ってドン引きしてるそこのあなた! たしかに変態だけども! 読むのをやめないで!!
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