会社ではありふれた”仕事人間”でしかない青柳さんと、その後輩、神谷さんのふとしたキッカケで心が触れあった瞬間の物語です。人物の会話や、情景描写など、リアリティに富んだ作者さまの構成力が光る作品だと感じました。何より、その緻密な現実感が没入体験に直結しているのも凄い作品です。今夜も、日本のどこかで似た事があるのかなぁ? と夢想してしまいそうな心地いい短編です。7000文字超という文字数ですが、あっという間ですよ。本当にオススメです! 是非みなさまにも読んでもらいたいです。