『やるじゃんか、ソレ😳!』
宮本 賢治
『ロボコップ』
この映画。
ヤッバい!!!
ターミネーター同様、低予算で作られたのに、大ヒット!
やはり、アイデアとセンスが肝心。
凶悪犯罪都市となった近未来のデトロイトが舞台。
民営化された警察。
過酷な勤務にスト寸前の警官たち。
そこで、大企業オムニ社は考えた。
文句も言わず働く、警官を作ろう。そう、ロボだ! ロボットの警官を作り出そう。
そこで、優秀な警官であるマーフィーは、メッチャ危険な地域に配属される。
そして、ある犯罪グループを追い詰めるが、返り討ちにあってしまう。
そこで、新鮮な死体となったマーフィーは、ロボコップとして、生まれ変わる。
マーフィーが射殺された場面を見た相棒の女性警官ルイス。
彼女は警察署のシューティングレンジで、射撃練習をしていた。
すると、パン、パンと単発の銃声に混じって、聞き慣れない銃声を耳にする。
ドドドッ!
ドドドッ!
続け様に連射する銃声。
フルオートではない、スリーバースト。
その聞き慣れない銃声に、周りの警官たちは射撃練習をやめ、集まってくる。
すると、シルバーのボディ。分厚い装甲に身を包み。口以外を覆ったヘルメットをかぶったロボット警官がターゲットに向かって、百発百中の射撃をしていた。
穴だらけのターゲット。
トドメとばかりに、単発でタン、タン、タンとターゲットを真っ二つにするロボコップ。
射撃を終え、右太もものガンホルダーに、ベレッタM93Rオート9をしまう際、ロングバレル、大型スタビライザーの付いたサブマシンガンのような超大型拳銃をクルクルと器用に回し、収納する。
その拳銃をクルクル回す仕草を見て、ルイスは直感した。
マーフィー!
やるじゃんか、ソレ😳!
このシーンは良いですね。
伏線回収しつつ、おお〜と思わせます。
そして、この映画のもう1つ良いところ。
それは、ヴィラン。
クラレンス・ボディッカー。
犯罪組織クラレンス一味のリーダー。
主人公マーフィーをズタボロに射殺した張本人。
コイツがスゴく良い。
このマーフィーが殺されるシーンは、健全な青少年にはトラウマもの。
ボディアーマーは着けているとはいえ、すでに銃撃によりダメージの大きいマーフィーの右腕を踏みつけ、ショットガンで照準をつけて、冗談っぽく口ずさむ、ボディッカー。
ニニニニニニニッ。
そして、狙いを付けて、マーフィーの右手を吹き飛ばす。
右手を吹き飛ばされ、ヨロヨロと逃げるマーフィーをさらにショットガンで仲間と一緒に乱射。
そして、デザートイーグルのカスタムガンで頭を一撃。
※このときの銃痕はロボコップになったマーフィーにも残っている。
ヴィランは容赦なく残忍で凶暴。
それが、非常に魅力的。
ハゲ。
そして、メガネ。
中年。
子どもには、絶対に許容できない容姿なのに、このヴィランはとても、セクシーだった。
中途ハンパなヴィランなんて、いらない。
やはり、ヴィランは、こうでなくては。
この映画、細かいとこも良いですね。
生身のマーフィーと、ロボコップになったマーフィーの運転のクセが一緒。いつも、同じとこで、パトカーの腹を擦る。
近未来のテレビ番組。通販グッズとかのジョークも良い。
そして、ラスト。悪者を退治して立ち去るときに、名を聞かれる。
「良い腕だ、きみ、名前は?」
「マーフィー」
そう答え、名前を名乗り、ニヤリと笑い、去っていく。
イヤ〜、ホントに名作だ。
このエッセイで初めてに語るべき、お作品でした。
続く🤭
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