無敵の令嬢

無敵の令嬢


落ちこぼれと笑われた日々

冷たい視線と公の嘲笑

でも私は知っている

魔力の量じゃ、力は測れないことを


指先から零れた微かな光

敵を麻痺させ、毒を撒き

鈍足にして、衰弱させ

私は戦場の静寂を紡ぐ


王都の公衆の前で

婚約者は鼻で笑った

けれど今、彼は膝を折り

私の名を、恐怖と尊敬の声で呼ぶ


脳筋に見えた彼は

実は私を見抜いたひとり

信頼が芽吹き、心が触れ合う

戦いの後の柔らかな微笑み


特性こそが私の盾

仲間が私の剣

生まれや数字じゃない

自分を信じる勇気が、真の力


今日も私は立つ

無敵の支援者として

王都も辺境も

私の特性が、世界を照らす光となる


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