物語設定
「パルナッソスの戦乙女」第一章までの設定
一、世界観
【時代背景】
◎大覚醒(だいかくせい):二〇三六年十二月に起こった、人類史における特異点。これにより、世界中のほとんどすべての人類がテレパシーの受信能力に覚醒し、社会と人のあり方に不可逆的な変革をもたらした。
◎物語のはじまり:二〇五四年九月一日、二学期の初日(「大覚醒」からおよそ十八年後)
◎サイオポリス(隔離区域):未熟なESP能力者のための社会適応訓練機関を置く隔離区域。世界二十八カ所に設置されている。
◎精神情報化社会(サイコ・インフォメーション・ソサエティ):世界の主要各国が推進しているESPによる情報通信を社会のあらゆる基盤に統合した未来社会構想。日本では、特区指定されたサイオポリス自治府がその構想の実現のために研究開発や社会システムの構築という実験的な役割を担っている。
◎北部九州先端医療共同研究センター爆破テロ事件:二〇五四年八月三十一日(夏休みの最終日)に大分県の北部で発生した大規模爆発事件。ESP能力者や政府のPSI関連政策に反感を持つ組織によるテロの可能性が指摘されている。爆発による直接の被害者の他、事件に巻き込まれたESP能力者が発した強力なサイコノイズの影響で、死者を含む多数の被害者が出た。
◎『第二世代の衝撃』:二〇五三年の秋に出版されたベストセラー書籍。「大覚醒」後に生まれた読心能力を持つESP能力者(第二世代)が社会に出てくることへの警鐘を鳴らし、一般人の能力者への恐れや不信感を煽った。
◎プロジェクト采女(うねめ):サイオポリス自治府が進めている計画。クローン技術を用いて第六世代の中継能力者を生み出し、府民ESPネットワークの基盤構築を目指すもの。
○府政改革プラン三・〇:サイオポリス自治府が掲げる中長期的な都市開発・行政改革計画の通称。「
○府民ESPネットワーク:サイオポリス自治府がすすめる府内の全住民を対象とした大規模なESP通信ネットワーク構想。 府民生活や行政サービスの向上など、社会のさらなる効率化を目的としている 。また、国策である「
○マルチプレクサー:ESPチャネル数を増やす分波装置。携帯可能なウェアラブルプレクサ―は、現状の技術では八分波(オクタプレクサー)まで。コントロールは比較的たやすく、訓練次第で常時使用可能。
○ラージスケールマルチプレクサー:八分波を超える分波性能を持つ大型のプレクサ―。能力者が本来持っているチャネル数を大幅に増やすことができる。
○ディクライン・ケージ:特定の区画(工場や研究室、学校の教室等)や乗り物の中などの閉鎖空間を、外部とのESP通信を一時的に遮断する装置。
○バイオリアクター:生物学的反応やプロセスを制御された環境下で行う装置。
○クローン技術:特定の一個体と遺伝的に同一な別の個体(クローン)を人為的に生み出す技術の総称。
◎サイコトルーパーズ・スプリームカップ:世界中のトルーパーズファンが待望するサイコトルーパーズの大会の名称。 物語が始まる二〇五四年は、第十回記念大会が日本で開催される。
◎サーベイランス:精神情報化社会における人権擁護とESP技術の健全な発展を目的に設立された民間組織。強力な調査能力と資金力、そして国内外に連携組織を持つとされる 。正式名称は「サイコ・インフォメーション・ソサエティ・サーベイランス(PISS)」。百人委員会の委員でもある赤尾十三が代表をつとめている。
【小説舞台】
◎サイオポリス自治府:日本国が設置したサイオポリス。神奈川県相模湾に浮かぶ巨大な人工島で、四十八番目の包括的地方公共団体となっている。東西約14.6km、南北約11.4km、面積約101.5平方km、周囲約44.3km。府全体がPSI特区に指定されている。約十八万五千人が暮らし、うち約六万六千人が訓練を受けている児童生徒及び学生。外部とのESP通信はディクラインシールドによって遮断されている。
○行政区:第一学区から第十六学区という十六の行政区に分かれている。
・第一学区(ターミナル):サイオポリス駅がある交通拠点。
・第三学区:主に住宅区域。柚葉たちが暮らしている。鳳鳴学園がある。
・第七学区(セントラル):府庁所在地、星読みの塔が目印。
・第九学区(ベイエリア):港がある。
・第十四学区(モールハウス):ショッピング街。
○通貨:府内で流通している電子マネー。二つとも一単位あたり日本円の一円。
・フードポイント(FP):訓練生に毎月支給される特別な通貨。学校や登録店舗での飲食や食品購入にのみ使うことができる。PPへの換金は不可。
・ペイメント(PP):訓練生に毎月支給される府内の標準通貨。全てのモノやサービスの購入に使用可能。「おこづかい」とも呼ばれる。
○交通機関:外からの交通は陸路と海路の二つがある。
・モノレール:主要交通手段。本土とはJR小田原駅で接続されている。
・ジェットフォイル:本土との海上交通手段 。第九学区に発着港がある。
・自動車専用道路:本土と繋がる貨物輸送及び緊急用道路。一般人は利用不可。
○百人委員会(ケントリア):サイオポリス自治府の議決機関。法人・団体代表が過半数を占め、委員会の発言力は通常の地方議会よりも強い。
・公選委員32名
・法人・団体代表委員56名
・有識者委員12名(府知事から委嘱)
○ディクライン・シールド:サイオポリス全体を覆い、外部とのESP通信をほぼ完全に遮断している電磁的なシールド。府内にある十六本の制御塔によって生成されている。夜間は、わずかに白い光を帯びて見える。減衰シールドとも。
・星読みの塔:第七学区にある最も高い制御塔。最上部はシールドの外にあるため、夜は星を見ることができる。
◎PSI特区:ESP能力者の育成や、PSI(超能力)関連技術・産業の振興を国家戦略レベルで推進するために設けられた特別行政区域。
○特区指定によって認められた従来法規制からの特例措置。
・教育機関の敷地内への営利企業の研究施設併設許可。
・脳神経医療やサイ工学技術に関する試験的な臨床応用や社会実験の認可。
・ESP関連の医薬品やインプラントデバイス開発における研究開発、治験、承認審査に至るまでの公的資金助成や法的手続きの優遇。
・学校や企業・団体にも、府政への参政権が認められている、……など。
◎学校法人 鳳鳴学園(ほうめいがくえん):主人公の柚葉たちが通っている小中高一貫教育校。学習・訓練の目的は、未熟な能力者のノイズを低滅させ、EN比を上げること。運営母体は、巨大企業の鳴神ホールディングス。
○適応訓練メソッド:グルジェフ・ワークを現代的に体系化したもの。
○瞑想:いわゆる瞑想。ESP演習Ⅰの授業の中で行われる。
○神聖舞踏(ムーブメンツ):グルジェフ・ワークの中心的な訓練方法。
○ゲオルギイ・グルジェフ:二十世紀の神秘思想家。人間が覚醒に至る方法として、第四の道を唱えた。
○慶雲寮(けいうんりょう):鳳鳴学園中・高等部の女子寮。
◎ホテル・ビジョン・ケントリア:サイオポリス自治府議事堂の向かいに建つビジネスホテル。
○Rhythm & Beans:ホテル・ビジョン・ケントリア内のカフェ。コーヒーの甘い香りとロック音楽が特徴。
二、主要登場人物
◎勾坂 柚葉(こうさか ゆずは)
所属:鳳鳴学園中等部一年三組、剣道部
容姿:ショートボブの黒髪、前髪の間からのぞく広めのおでこが印象的な少女。
性格:活発で剣道好き、友だち思いだが大雑把な一面も。朝に弱い。ジャンクフード好きの食いしん坊。人前で話すのは苦手。
ESP能力:
・系統1-LV1:発信(全体)<マス・テレパシー>
・系統1-LV2:発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>
特技:剣道(夏の全国大会個人二位)。
備考:ナギとサイコメイト。ESPランクはC(目標はBランク)。幼い弟のナオくんにぞっこん。高知県出身。
○ゲーム脳:柚葉の思考や行動に見られるレトロな格ゲーのロジック。本人は至って真剣だが、その発想が仲間を呆れさせたり、和ませたり、思わぬ解決の糸口になったりする。仲間内での愛称として使われることも。
○キャンセル技:柚葉が夢の中で使う物理法則を無視したムーブ。格ゲーにおいて通常技や特定の動作を中断して、次の技や行動に即座に移行するテクニック。
○タコ焼き殺しの刑:柚葉が夢の中で妄想した崩紫流闘術の秘奥義。頬っぺを嫌というほどつねる。
○竹刀(さぶなな):柚葉が剣道で普段使っている一般的な長さ(三尺七寸)の竹刀の略称。
◎崩紫 一女(なぎしば いちじょ) / 通称:ナギ
所属:鳳鳴学園中等部一年三組
容姿:意志の強そうな眉と黒髪が特徴の超絶和風美少女。髪に編み込んだ青いリボンがトレードマーク。
性格:冷静沈着で、戦闘時は冷徹な一面も持つ。柚葉の世話を焼くこともある。和菓子とお茶会を好む。
ESP能力:
・系統1-LV1:発信(全体)<マス・テレパシー>
・系統1-LV2:発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>
特技:崩紫流闘術の正統後継者で、圧倒的な戦闘能力を誇る。
備考:柚葉とサイコメイト。ESPランクはS。実家は崩紫流合氣会の道場を営んでいる。千葉県鎌ヶ谷市出身。
○崩紫流闘術 (なぎしばりゅうとうじゅつ):ナギが継承する格闘術。柚葉曰く「人類で二番目に強いデンジャラスな格闘術」であり、ナギが「人形の災厄」と称される所以。物語冒頭の柚葉の夢の中では『魔踏(まとう)』『穿指(せんし)』などの技が登場した。
◎御巫 こよみ(みかなぎ こよみ) / 通称:ヨミ
所属:鳳鳴学園中等部一年三組(クラス委員長)
ESP能力:
・系統1-LV1:発信(全体)<マス・テレパシー>
・系統1-LV2:発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>
備考:夏希とサイコメイト。ESPランクはA。学業成績は学年トップ。脳神経系の持病がある。初等部五年生の時に鳳鳴学園に転校してきた。クラシックピアノを習っていた経験あり。大分県宇佐市出身。
◎桐島 夏希(きりしま なつき) / 通称:夏希
所属:鳳鳴学園中等部一年三組
ESP能力:
・系統1-LV1:発信(全体)<マス・テレパシー>
・系統1-LV2:発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>
・系統1-LV3:読心(表層限定)<リーディング・マインド>
・系統1-LV4:中継<サイココネクト>
備考:学年に三人しかいない中継能力者の一人。ヨミとサイコメイト。ESPランクはE。特有のサイコノイズ「ナツキノイズ」を発する。非常に高いESPスコアを持つが、ノイズスコアも極めて大きいためEN比は低い。小学校入学以前からESP障害のためサイオポリスの児童保護施設にいた。大分県杵築市出身。
○ナツキノイズ:桐島夏希が発する特殊なサイコノイズ。基本的に人畜無害で、受信者には顔文字のように認識される。
◎里村 和奏(さとむら わかな)/ 通称:和奏ちゃん
所属:鳳鳴学園中等部一年三組(二学期からの転校生)
性格:おとなしそうに見えるが、芯の強さを感じさせる。
ESP能力:
・系統3-LV2派生:音振共感<エモーショナル・リゾナンス>
特技:ギター(前の学校ではロックバンドを組んでいた)。
備考:ESPランクはD。市制百周年記念の音楽イベントで演奏中にESPが突発的に発現し、サイオポリスへ転入となる。千葉県習志野市出身。
○レッド・ツェッペリン:1960~80年代に活躍したイギリスのロックバンド。
◎椎迫 塔子(しいさこ とうこ)
所属:鳳鳴学園中等部一年三組
ESP能力:
・系統1-LV1:発信(全体)<マス・テレパシー>
・系統1-LV2:発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>
備考:ムードメーカー的な存在。
◎織姫 のどか(おりひめ のどか)
所属:鳳鳴学園中等部一年四組
ESP能力:
・系統1-LV1:発信(全体)<マス・テレパシー>
・系統1-LV2:発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>
・系統1-LV3:読心(表層限定)<リーディング・マインド>
・系統1-LV4:中継<サイココネクト>
備考:学年に三人しかいない中継能力者の一人。大人しい性格。
◎西園寺 幹彦(さいおんじ みきひこ)
所属:鳳鳴学園中等部一年三組、ライフル射撃部
ESP能力:
・系統1-LV1:発信(全体)<マス・テレパシー>
・系統1-LV2:発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>
・系統1-LV3:読心(表層限定)<リーディング・マインド>
・系統1-LV3派生:領域侵入<トレスパス>
・系統1-LV4:中継<サイココネクト>
・系統3-LV1派生:幻痛<ファントム・ペイン>
性格:自信家でプライドが高く、夏希に絡むなどの問題行動が多い。
備考:学年に三人しかいない中継能力者の一人。サイコトルーパーズのエキシビション・マッチ出場を目指している。
◎釘宮 幸大(くぎみや ゆきひろ)
所属:鳳鳴学園中等部一年三組。
◎相沢 珠代(あいざわ たまよ) / 通称:タマちゃん先生
所属:鳳鳴学園の教師(一年三組の担任)。
備考:のんびり屋で童顔。
◎真城 倫(ましろ りん) / 通称:リン先生
所属:鳳鳴学園保健管理センターの学校医。
備考:ESP障害医療の専門家。ヨミの主治医でもある。
◎藪沢 みらい(やぶさわ みらい)
所属:鳳鳴学園の教師。剣道部の顧問。
◎黒仁田 薫子(くろにた かおるこ)
所属:鳳鳴学園慶雲寮の寮母。
◎法水 惟親(のりみず これちか)
所属:学校法人鳳鳴学園の学園長。百人委員会委員。
◎オリュンポス:メンバー全員が『
○ハルナ:通称のみ登場。
○レイ:通称のみ登場。
◎鳴神 顕(なるかみ あきら)
所属:学校法人鳳鳴学園大学サイ工学部教授。百人委員会委員(府民ESPネットワーク構築推進部会長) 。
備考:プロジェクト采女を推進する立場。赤尾十三の追及に対し、セキュリティ上の理由として回答を拒否する。
◎赤尾 十三(あかお じゅうぞう)
所属:サイコ・インフォメーション・ソサエティ・サーベイランス代表。百人委員会委員。
備考:プロジェクト采女に関して、鳴神顕と対立。北部九州先端医療共同研究センター爆破事件とプロジェクト采女の関連を追及する。
◎樒原 長月(しきみばる ながつき)
所属:百人委員会委員(委員長)。
三、用語集
◎能力者:ESP能力を使える人たちのこと。
○サイコメイト:柚葉とナギ 、ヨミと夏希が結んでいる特別な絆。意識的なESP回線接続なしに円滑なテレパシー疎通が可能となる。
◎感応者:ESP能力を自ら発信することはできないが、他者のテレパシーやサイコノイズなどを受信することは可能な人たち。作中では「いわゆる普通の人たち」と表現されている。
◎サイコノイズ:ESP能力者の感情の高まりや乱れによって、テレパシーに混入したり、単独で発信される判読不能な情報。受信者の精神に悪影響を及ぼす。
◎ソーシャル器官:人類の脳に潜在していたとされ、「大覚醒」によって活性化したことでESP能力が発現したと考えられている器官。
◎GRe活性測定:ソーシャル器官=直回(Gyrus Rectus)の活性状況を調べる検査。ESP能力者の選別(スクリーニング)に用いられる。
○就学時健康診断:日本の教育制度に基づき、昭和時代の昔から小学校入学前の子どもたちに対して行われてきた健康診断。「大覚醒」以降、この健康診断の項目に「GRe活性測定」が導入された 。
◎ESP:「大覚醒」により多くの人類が発現した能力の総称。現在、「情報伝達・共有能力」「情報操作能力」「認識操作能力」「生体制御能力」「精神感応能力」の五系統に分かれている。ソーシャル器官の活性化によって発現し、能力を使えば使うほど、同じ系統にある能力のパワーやレベルが上がっていく。
○発信(全体)<マス・テレパシー>:不特定多数の人間に対して、言語情報を送信することができる。
○発信(対象限定)<プレシジョン・テレパシー>:特定の個人、または自身が加わっているセッションに対して、言語情報を送信する能力。日常的な会話に使用される。
○読心(表層限定)<リーディング・マインド>:対象が強く意識したイメージや心の中の言葉を読み取る能力。言語化される前の視覚的・直感的な情報の抽出も一部可能だが、詳細な内容は分からない。
○領域侵入<トレスパス>:『読心[表層限定]』の派生ESP。対象者のソーシャル器官そのものに直接リーディングを行うが、得られる情報は膨大かつ難解で、個人ユースでは役に立たない。ただ、他者の能力を自身にコピーできるという都市伝説があり、過去に問題行為も発生した。副作用として対象者に苦痛を与える。
○中継<サイココネクト>:セッション(ESPネットワーク)の構築とその中での言語情報のリアルタイム共有を可能とする能力。能力者だけでなく、感応者も情報共有の輪に加えることができるため、精神情報化社会の根幹を支える最重要能力とされている。なお、セッションに加えることのできる最大人数はホストとなる能力者のチャネル数に依存する。
○音振共感<エモーショナル・リゾナンス>:認識操作系能力『情動干渉<エモーショナル・インターフェレンス>』の派生ESP。主に、音楽を媒介にして演奏者の感情を強制的に付与する能力と言われている。
○幻痛<ファントム・ペイン>:認識操作系能力『感覚干渉<センソリー・インターフェレンス>』の派生ESP。相手に苦痛を与える。
◎ESP能力関連のパラメータ:
○ESPスコア:ESP信号の強さを示す値。一スコアは感応下限値以上のテレパシーを十m先に送信できる強度。
○ノイズスコア:ESPで発信する情報に混じる判読不能な信号の強さ。
○EN比:ESPスコアに対するノイズスコアの割合。この数値が高いほど高品質なテレパシーとされる。
○ESPランク:EN比によってS~Eに区分され、隔離区域外での活動制限に影響する。
○チャネル:同時にESP回線を確立できる対象者の最大人数。
○ESPマップ:ESP細胞の活性分布を示す図。通常は非表示。
◎ESP能力測定関連:
○シールド・ルーム:ESP能力測定や特定の医療処置を行う際に使用される特殊な部屋。外部からのESP信号やノイズを完全に遮断する。
○アイソレーションユニット:ESP能力測定時に使用する装置。外界からのESPを遮断する。
○ガンツフェルト・ゴーグル:ESP能力測定時に使用する装置。視覚と聴覚を飽和状態にする。
◎スマートフォン:いわゆるスマホ。アイウェアとリンクしている。
◎アイウェア:スマートコンタクトレンズやグラスタイプなど、視覚情報を拡張するウェアラブルデバイス。
◎POS (サイキック・オペレーティング・システム):米サイバーナイト社が開発したオペレーティングシステム。スマホなどの情報機器をテレパシーによるコマンドで起動や操作が可能。
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