はじめはその読み応えから、SFミステリーが展開されていくのかと感じていた。0.3%の総水量の謎を追いかけていくのだろうと。 しかし違う。謎ではない、問いははじめから提示されている。『Why are you here?(おまえは何故ここにいる?)』 本作のみが設定する「数珠つなぎ」というタグ。その答えは、連綿と続く日常の旅にある。 目覚めた人々は、100年越しに何を読み、何を残すのか。 一人一人の答え、そしてその旅の果てに待つものとは?