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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 「痛みを与えた行為が、

     必ず“自分に返る世界”を許可する」

    素晴らしい法則ですね。この作品がこの先どうなるか楽しみです。

  • 嘘をつけなくなる断罪は読んでいて痛快です。
    紬については断片しかわかりませんが、どんな過去だったのか興味が湧きます。

    作者からの返信

    あまり参考になりませんがこんな感じです。
     
     栗花落紬(つゆり・つむぎ)という名前は、静かで澄んだ響きを持っていた。彼女は東京工業大学大学院の修士課程に在籍し、AIと情報工学を専門に研究する才媛として知られていた。身長一七〇センチ、余計な肉のない五〇キロの体躯はしなやかで、運動神経は高く、姿勢はいつもまっすぐだった。小さな顔に整った鼻筋、薄く朱を帯びた唇。茶色がかった髪と瞳は、窓から差し込む光を受けてふわりと輝く。その表情は知的で落ち着きがあり、周囲から一目置かれていた。

     しかし、紬の魅力は外見だけではなかった。
     彼女は、極めて優しい。

     家族と過ごす時間を何より大切にし、どんなに研究が忙しくても実家へ顔を出し、母の手料理を味わいながら穏やかな会話を楽しんだ。父は十万人規模のIT企業のCEOでありながら、家庭を何より重視する人物だった。母は元重役でありながら、長女の誕生を機に家庭に入った。彼らは紬と二人の弟を深く愛し、食卓にはいつも笑顔が絶えなかった。

     紬もまた、その温かい家庭に応えるように、努力と誠実さを失わない人間だった。

     ──その穏やかな日常が、音もなく崩れたのは秋の終わりだった。

     大学院の廊下を歩いていたとき、紬は背後で微かな気配を感じた。振り返ると、同じ研究科に所属する男子院生がスマートフォンを構えていた。目が合うと慌てて立ち去ったが、直後、SNSに彼女を貶める写真が投稿された。

    「デカメガネ」「気取ってる」「地味でつまんねぇ女」

     幼稚で下品な言葉。それでも紬の胸は少しだけ痛んだ。
     だが、彼女は深く気にしなかった。こうした悪意は現代社会に満ちている。誠実な人間ほど、理不尽に晒される。

    (迷惑だな……。でも、この程度のことで心は折れない)

     紬は続けようとした。研究を。努力を。
     しかし、父は違った。

     娘を侮辱した行為を許すつもりはなかった。即座に顧問弁護士に連絡し、大学院と人権委員会へ正式抗議、さらに刑法・刑事訴訟法に基づいて男子院生を刑事告訴した。これにより警察は捜査を開始し、男子院生は検挙された。

     ──ここで終わるはずだった。

     しかし、男子院生の父親は現実を受け入れられなかった。
     息子が検挙されたのは紬のせいだと妄信し、憎悪を増幅させた。
     男が抱いたのは、親としての痛みではなく、自己中心的な逆恨みだった。

     そして事件は起きた。

     その日、紬は研究室でのデータ整理を終えて大学構内を歩いていた。
     冬の気配を含んだ空気は冷たく、吐く息は白かった。

     駅への道すがら、足音が響く。
     誰かが後ろからついてくる気配を感じた。

    「……どなたですか?」

     紬が振り返った瞬間、その男は飛びかかってきた。
     包丁の銀色が街灯に反射して光る。

    「お前が……! 息子を……返せ!!」

     叫びは意味を成していなかった。
     感情だけが剥き出しになっていた。

     紬は反射的に身を翻した。しかし間に合わない。
     刃が胸の下、肋骨の隙間に深く食い込んだ。

    「っ……!」

     痛みは鋭く、世界が白く弾けた。
     息が吸えず、喉が震え、目の前が霞む。

     男は逃走し、紬は地面に崩れた。
     体温が急速に奪われていく。

    (……死ぬの? 私、こんなところで?)

     心の奥で、家族の顔が浮かんだ。
     父の優しい笑顔。
     母の穏やかな声。
     弟たちの無邪気な笑い。

    (もっと……伝えたかった……ありがとうって……)

     涙がこぼれる。
     だがその瞬間──世界が止まった。

     風も、音も、痛みも、すべてが凍りつく。

     空が割れ、十九の光輪が浮上した。
     古代の神々、伝承の神々、未知の神々が、紬を見下ろしていた。

     アヌの声が響く。

    「理不尽に命を奪われた魂よ。汝の怒り、悲しみ、願い──すべて視た。
     我らは十九柱の律により、汝を“調律器”として選別する」

     紬は動けなかった。
     痛みは消えているのに、涙だけが止まらない。

    「どうして……? なぜ私なの……?」

    「汝は正義を知り、努力を知り、愛を知っていた。
     ゆえに理不尽が汝を殺した。
     ならば、我らが汝を護る」

     その言葉は優しさではなく、“絶対の判断”であった。

     エンキが紬の記憶に触れた。
     イシュタルが紬の悲しみを抱いた。
     ゼウスが怒りに雷を落とし、
     アヌビスが死の道を示し、
     アテナが未来の戦争を描いた。

     そして──刻印が魂に焼き付けられた。

     十九柱すべての神罰と守護が、彼女に流れ込む。

    (……私は……)

    「汝は生きよ。
     新たな器を与える」

     強烈な光が紬を包んだ。

     死の痛みは消え、意識は異世界へと引き上げられる。

    (もし……やり直せるなら。
     もう理不尽なんかに負けない)

     その願いが、世界の律を揺らした。

     最後に目を閉じた時──
     彼女は王女メアリーの身体の中で目覚めることになる。

     十九柱が選んだ“神罰の器”として。


  • 編集済

    AI本文利用でどこまでの作品ができるか興味があります。時代の過渡期を体感したいです。
    自分でやってみて可能性みたいなものを感じています。あまり読まないジャンルですが拝読させていただきます。

    作者からの返信

    どのAIが小説作成に向いているのかが分かりません。
    少なくともChatGPTに関しては業務効率化を図る事を目的にAIが開発されているので小説を作成する事に向いているかと問われれば、間違いなく違うと言い切れます。
    実際使ってみても物凄くストレスがかかります。
    まるで、使えない奴と会話している感じです。
    AIをタコ殴りにすると途中で会話が止まり何も言わなくなります。
    まるで人格が有るかのようにね。変でしょう、ただのプログラムなのに嘘までつくのだからたちが悪い。

  • これからに期待と応援する気持ちを込めて
    ★★★を差し上げます🌠
    これからも頑張ってください(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

    作者からの返信

    ありがとう😊😊😊ございます。
    この物語には結構思い入れが有りますのでうれしい☺️☺️🥹です。