夜の雨音に急き立てられるような没入感でした。特に「目の下の薄いクマが雨で冷やされて、浮き出すように感じた」という描写。少女の焦燥と冷え切った体温が伝わる生々しい質感に、思わず息を呑みます。本当にお疲れ様です。
一気読みさせてもらいましたがどんどんのめり込みました。
異世界ものとは一線を画す仕上がり。違う世界に来てしまったことを、これでもかというくらいに繊細に書き上げており、その上テンポ感も良い。異世界で出会う恐怖と優しさの2つが織りなす壮大な物語がここにあります。