第5話は、空飛ぶ布状怪獣「サラシオザウルス」との激突を描いた、シリーズ屈指の空中戦回。
冒頭の不時着事件から始まり、伝承やUMAを交えた怪獣考察が挟まれることで、リアリティと怪異の境界が曖昧になる感覚が心地よい。
そして現れるのは、包帯のようにヒラヒラと舞いながら突風を巻き起こす異形の怪獣。
その姿はまさに“空飛ぶ恐怖”。
スクイドに巻きつき、締め上げ、空中で圧殺しようとする描写は、ユーモラスでありながらも本気の緊迫感がある。
「イカにとってガイトーマクは生命線だ!」というセリフに代表されるように、
本作は“イカ”というユニークな主人公設定を活かしつつ、怪獣バトルの王道を外さない。
ブラックストリームのウォーリアーモード変形や、クリムゾンソリッドの斧投擲など、メカと怪獣の応酬も熱く、読者の少年心を直撃する。
ラストの「スクイドレイ・マキシマム」での凍結フィニッシュは、まさに必殺技の爽快感。
ギャグと本気のバランスが絶妙な、空中戦の名エピソード。