クズだけど、
ちむ
第1話 気ずくべきだった。
私が15のとき、彼と出会いました。
彼との出会いは、つぶやきサイト
私はお金が欲しいという目的から、
その時はよからぬ考えをしひとつの投稿をしました。
どんな人が投稿を見て私に連絡してくるのだろう。こんなことをして弱みを握られたらどうしよう。迷いと不安が沢山ありました。
そんな中1件だけdmがきた。
「はなそー」
私はそれに恐る恐る返信し、通話をする流れになった。話してみたら案外普通の人そんなに怖い人じゃないんだって、
でも警戒心は溶けたわけじゃない。
個人情報を言う訳には行かないと思い、嘘を沢山紛れさせた。
年齢は20。横浜に住んでいる。大学生。
色々な嘘
でもそんな嘘がその人の状況と重なり相手はとても警戒心をといて話してくれた。
それが友達がいなかった私にとってとっても嬉しかった。
だから本当のことを話しちゃった。
「あのね、嘘ついてたんだけどさ
実は15歳なんだよね。それも東海住みでさー」
どんな反応するかと思った。
でもね相手も少しだけ嘘をついていてみたい。
相手は、今年20の19歳。大学生。横浜。
お互いの警戒心もとけて、出会ったばかりなのにありのままで話してくれた。それが友達のいない私にはどんなにうれしかったことか。そこから毎日話しつづけた。
私はこんなに人と話して楽しいのは初めてでこの人にならなんでも悩みや相談を打ち明けれると思った。そんな時。
「今度会おう、1日泊まりに来ない?」
そう言われ、戸惑った。
会ってみたいきわするでも、最初から泊まり?やっぱり悪い人だったらどうしよう、、たくさん不安があった。でもそんな考えとは裏腹に私は二つ返事。考えてみればこの時から気になってたんだと思う。
会うことが決まり、人生の楽しみが増えた。
そこからも当たり前のように毎日ずっと話してた。
会う日になった。
親には高校の先輩と花火を見ると言って家を出た。初めてのひとりでの遠出。胸の高鳴りが止まらない。バイトも始めたてで、お金はなかったので横浜まで電車に2時間揺られた。
見慣れた低い家や、田んぼから海を越し少し大きめな家、それからお店に高い建物。どんどん見なれない景色にみるみるうちに変わってく。
駅名が言われ目的地に近ずつにつれまた、さらに大きく胸が高鳴っていく。外の代わり映えのない景色を見ていたらて電車なんっ一瞬だった。
目的の駅名が言われ待ちわびた様子で私は降りる。緊張なんてしていないそう思った。でも降りた途端鼓動が止まらない。期待と不安のふたつに押しつぶされそうになり駅を出た。
全く違う景色見たことの無い建物全てに感動しでも今はそんな場合じゃない。彼を見つけなきゃ。そう思ってよく前を向く。みんなが普通の顔をして横断歩道を渡る中1人だけ、私にだけ笑顔を向け大きくてを降っている。あの人だ。
初めてあった彼。話し声から優しく明るく好青年が来るものだと思った。
実際は、黒のニット帽にイカついサングラスにチャラチャラの服。けしていいとは言えない顔。全く予想と違った。
でもすごく嬉しかった。本当に彼は実在していたんだと。会ってすぐ手を繋いだ。家に行き、荷物を置いた。
「なにしたい?せっかくなら歩いて中華街行きたくない?」
最初にお昼ご飯の予定を立て、予定まで、沢山話した。いい雰囲気になった。求められた。
何故だろう。
中学の頃に付き合っていた彼氏に求められた時はとても気持ち悪かった。でも怖くてそのまま承諾した。でもこの人にはそれがなく、抵抗なく私は許してしまった。今思えば許すべきじゃなかった。なんなら彼氏じゃない人の家に泊まりに行くなたっやめた方が良かった。
ここから私の人生は本当に狂っていったんだと思う。
いままで首にはつけてこなかったキスマーク
気づいたら付けられていた。
今まで見た事のないくらいの赤く濃く大きなキスマークは親に内緒で来てるからいずバレてしまったらまずいそう思い、延泊した。初めて男の人と行く少し高めの中華レストランに、初めての男の人とのお泊まり。全てが初めてだった。キスマークも少し薄くなった頃湿布を貼り、私は帰った。電車に乗ると初めて見る景色がまたどんどん見なれた景色に戻っていく。少し寂しさを思いながら私は駅を降り車に乗り家に戻る。当然親には湿布を見て心配される。
「荷物重すぎて肩やっちゃったー」
とでも言って誤魔化して部屋に戻る。戻った途端寂しさと楽しかった余韻でさらに会いたくなる。帰ってからも毎日彼と話し続け、次の約束も立てた。
次は熱海に行く約束だ。
代わり映えのない日常に嫌気がさしていた。
でも彼が現れたことで私は、生き生きとそして希望が小さかった頃のようまた充ちた。
憂鬱だったバイトも頑張れた。
再び会う日になり、電車に乗り少し揺られ到着する。以前は元彼と来た場所。彼に出会わなければ別に特別来ることもなかったけど、行く相手が違うからか全く違う空気感を感じ、降りた瞬間から楽しかった。電話で話すよりもずっと私に優しい彼。もっと知りたいそう思ったけど、歳上ということもあったそれ以上に彼の過去の恋愛が恐怖で踏み込めずその日も終わった。
ここで彼の昔の恋愛について少しお話したいと思います。彼が18の時。16歳の高校中退したある女の子と出会いました。その子は家出少女親には内緒で友達の家に寝泊まりしていましたが、彼が一人暮らしということもあり。彼とその子は一緒に暮らすことになりました。実は、彼はこの世の人とは思えないほど気が強く荒っぽい性格です。ですが女の子はそれと対等する、いや彼よりも気が強く、喧嘩ばかりでした。ですが次第にその女の子のことを好きになり支配欲が生まれるようになりました。女の子はその支配にも彼の尋常じゃない怒り方にも嫌気を覚えある日出ていこうとし喧嘩になり、彼はそこで女の子を包丁で刺し殺そうとし警察沙汰になってしまいました。それから、相手方の親にも伝わりその親が寄りによって裏の世界の人。彼は相当怖い思いをしたそうです。幸いお互い未成年だったので誘拐罪になることも無くそこだけは良かったと思います。
とこんな感じに、彼には少しあまり良くない恋愛があるので彼と恋愛関係に進むのは良くないと自覚はこの頃からありました。そんな中
お盆の時期になり彼は帰省した。私は実家なので家にずっといた。彼の実家は福岡だ。今私のいる場所と彼を比べたら何故か心が離れてる気がして普段より寂しい気がした。
そんなことを思っていたその日の夜。彼から大切な話があると言われた。
「熱海に行った頃から、好きになり始めた。
俺前の恋愛はあるけど彼女は出来たことなくてどうすればいいんかわからないんよ。
だからこれが初めての告白。もう振られたらお前とは縁を切る。」
彼からの告白でした。
告白ってほとんどの人は嬉しいって最初から思うはず。でも私は他の人から露骨に向けられた好意がとても気持ち悪いと思ってしまう。逃げたくなってしまう。
でも彼には気持ち悪さを感じなかった。多分私が少し好きだったからだと思う。でも逃げたかった信じれなかった。だから私は理由をつけて
「ごめんね。私好きだけど遠距離とか
ちょっとダメかな、でも友達ではいたいこれからも。」
やんわり断る。でも彼の気持ちも尊重しながら友達を続けるそんな答えを出したつもりだった。でもそれとは全く反対に、彼は少し怒った様子で電話を切り会話を終わらせ、
「わかった。じゃあいままでありがとう。」
すぐ関係を切る準備にかかった。
理解が出来なかった。さっきまで話していて私を好きだと言っていた彼が急に私を必要としなくなったこの落差。毎日話してい必要とされ少しずつ分かり、滲み出ていた私への好意。
それがもうなくなったこの一瞬で。
私は受け入れられなかった。なんで急に?
そう思ってからは尋常じゃないくらい早かった。私も好きだ。もうこの人から離れられないそう思った。急いで謝罪した。離れると感じて初めてすごい好意を意識し、少し遅くなってしまったけど付き合おう。そういった。
彼の考えは変わらない。
何度電話しても話しかけても無視。
もう終わったそう思って泣いていたその時
「じゃあ俺に今から恥ずかしいとこ見せれんの?お前は無理やろ?そこまで好きってことじゃないんだよ。捨てられて悲しいだから好き。それじゃ意味ない。俺重いしこの歳だから付き合ったら結婚したいと思ってる。でもお前はおれのことをそこまで好きじゃない。ほんとに好きなら見せろ。」
私が見せれないそう踏み込み最低な発言をした。でも私はそれとは裏腹にすぐ見せた。自分がすり減る。好きを証明するのになぜこんなことをしないといけないのかそう分かっていながらも私はみせた。
「もういいよ。わかった俺のこと好きなのね。嬉しい付き合おっか。」
こうして私は付き合い始めた。
私の人生があんなにも狂うとも知らずに。
最初からおかしいと思うべきだった。
もう今の私にはなんにも残されていない。
あそこで手を引くべきだったんだ。
ここから私の人生はまたたく間に泥沼へ、深く深く潜り込んでいき。
ただしい判断もどんどんつかなくなっていった。
そんな私のストーリー
クズだけど、 ちむ @qlivein
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