触れたい……
なつかわ
男性目線:きっかけ
「今日も寒いねぇって?」
口もとで、息を「はぁ」と吹き掛けながら僕に頬笑むかけるきみ。
そんな、きみに、僕は、「そうだね」と同意しながら、きみの右手を自分のコートのポケットに入れ、もう片方の手は、そのまま繋ぐ。
「えっ?」
と突然の僕の行動に驚くきみに、一方の僕は驚くことなく、むしろこうするのが当たり前のように
「だって今日も寒いんでしょ?」
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