人間とは何か?謎掛けの様な殺人鬼とのバトル

読み終えてから、この作品のジャンルが『ミステリー』だったことに、ひどく納得してしまいました。

まさに、ミステリーです。人間って何なんだろう?という、深淵な謎を提示する物語だと思いました。

殺人鬼との死闘の描写はバトル物の様でいて、その内実は『人間とは何か』に関する問答なのです。

そして、このミステリーに『解決編』はありません。いや、この深淵な謎に『解決編』はあってはならないと思えました。

読者に対して『人間とは何か?』を問いかける、極めて哲学的な短編です。

読後感は人それぞれだと思います。是非、読んでみることをオススメします!