第13話 だ行

第十二部:だん〜どん

だん

だんは段を刻む者。

「段」として階を重ね、「団」として人を結び、「断」として切り離す。

「段は進みの証。断ちは終わりではなく、次の始まりを呼ぶ。」

彼の声は階段のように響き、宇宙の流れを一歩ずつ刻んだ。


ぢん

ぢんは古き響きを抱く者。

「地ん」として大地を守り、「陳」として示し、「塵」として散る。

「古き音は忘れられぬ。塵もまた宇宙の記憶を孕む。」

彼の声は静かに沈み、時の底から未来を呼び覚ました。


づん

づんは重く響く者。

「頭ん」として思考を抱き、「図ん」で形を描き、「ずん」として太鼓を鳴らす。

「重さは沈黙を揺らす。響きは未来を孕む。」

彼の声は大地を震わせ、宇宙の律動を示した。


でん

でんは伝える者。

「伝」として言葉を渡し、「電」として光を走らせ、「殿」として守りを示す。

「伝えることは終わりではない。光は沈黙を貫き、未来を照らす。」

彼の声は稲妻のように広がり、宇宙の深みに届いた。


どん

どんは響きの太鼓。

「鈍」として重く、「怒ん」で荒れ、「頓」として急を告げる。

「響きは終わりではない。余韻は未来を呼ぶ。」

彼の声は大地を揺らし、宇宙の根源に届いた。

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