青ざめたサヨナラ
みぃ
あおぞらに投げる
なだらかな 坂を
青のさよならが
静かに 駆け降りてくる
穏やかな 動き
なのに 止める術もない
両手で 受け止めたなら
きっと 壊れてしまう
見送る者の
静かに おちてゆく
さよならを みおくる
そのとき
からっ風吹き付ける
折しも そらは美しく
青色を ほこる
地面をみやれば
別れを 知らぬかのように
ちいさな黄色の花に 虫たちが
集まって
いつの間にか 太陽は傾き
ひとりの影を 長くのばす
青ざめたサヨナラ みぃ @miwa-masa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます