徒然らくがき帳
織田珠々菜
第1話 小説を書く世界
小説を書くようになり、色々なものの見方が変わりました。
簡単に言うと常に、アンテナを張り巡らせているような感覚。
朝、起きて窓から差し込む朝日、外の冷たい空気と風の匂い。
何十年と生きて来て、朝起きるだけの事に
こんな事を考えた試しは、なかった。
辛い、悲しい……そういう感情も、何を思い身体のどこがどう感じて
涙がどう出るのか。
目で見て、聞いて、触れて、嗅いで、味わう。
身体の五感を最大限に活かして、文字に起こす。
単純な事なのに、言葉に表すのが難しい。
でも、それに合う言葉を見つけ文字にするのが楽しい。
生きる事を噛みしめるように。
今になって、この世はなんて素敵なんだろうと改めて感じた。
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