08 よくある不遇なスキル授与 その8
一晩、土のシェルターに篭って寝て、お腹が減って起きたメグ。身体の不調は一晩寝たら粗方治ってしまったのだが……
そのまま丸腰で出発するのは不味いと思っていたら、松葉杖が木剣と盾に変わってしまった……空腹に耐えかねたメグは余り深く考えずに食べ物を探す為に出発するのであった……
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──初めての狩り。初めての調理──
キュッキュッ!
只今、絶賛、ウサギさんに追いかけられてま……「きゃあっ!?」
ズザザーーッ!
盛大にすっ転ぶメグ。そして、その角を使って突進していた角ウサギは目標を見失って空を跳び……
「痛た……あ」
起き上がった途端に背中に背負った木の盾(S)に激突する角ウサギ……そして、余りの硬さに頭部の角は折れ……その生涯の幕を降ろすのだった!
ギュウ〜!?(んなアホなぁ〜!?)
◆◇◆
パチパチパチ……
オールラウンド・フリーメイカーの力で焚き火を
「はぁ……お腹空いた」
火で焼くと、その匂いで魔物や肉食獣が寄って来るので半開放型のシェルターを作成済み……まぁ、縦に長くして雨がが降ってももいいように返しを付けた煙突状にしただけだけど
※上に行く程狭いので、入って来れない仕組み……これもスキルのサポートの通りに創っただけなんだけど
ジリジリジリ……
少し離れた場所に、串に刺したウサギ肉を地面に刺して焼く……味付けなんてしてないので、焼くだけの野性味溢れる料理ともいえない代物だけど……肉の脂身だけでも、お……美味しそうな匂いが……ジュルリ。
「うう……まだ駄目なのかな?」
色を見ると、十分焼けてる気がするけど……スキルのいうには「まだ中まで火が通ってないので駄目!」なんだそうだ……ううう、お腹と背中がくっついちゃうよお!
◆◇◆
あれから数分……体感的には永遠の時間を経て、ようやくご飯にありつけたよ……って、焼肉なんだけど。
「次、いつ獲物に遭遇するか分からないから残そうと思ったのに……」
既に骨しか残ってないウサギ……の残骸。一応、スープの出汁に使えるから捨てないで置くように!……ってスキルに突っ込まれたので、何重にも編んだ草の背負い袋に保存したよ。匂いが漏れると肉食獣や魔物を誘き寄せちゃうからってね……逆にいうと、獲物を誘き寄せられない? それ……
◆◇◆
食休みしてからシェルターを解除。あ、うん……外には何も居ない……なんて事はなく、待ってました!……とウルフさんの団体さんが……
(いちにいさん……全部で3体かぁ……)
まだ若い個体らしく、バラバラに襲い掛かって来る。順に近いのから木剣を抜いて叩きつける。
「ひとつ!」
ギャンッ!
真正面から突きを入れて……出鼻を挫くつもりだったんだけど、顔面に剣先がめり込んで絶命した。
「え?」
斜め後ろから2体目が目を見開きながら止まろうとしてたんだろうけど、足を踏ん張ってもズリズリズリ〜っと滑ってくる。
「ふたつ!」
振り返りながら木剣を逆袈裟に斬り上げてみた。
ギャインッ!?
斜め後ろから来たウルフが絶命して、肩と頭がくっついた状態で上半身の一部と残りが泣き別れに……チョットグロい。
※一体目もグロいけど(苦笑)
キャンキャンキャン!?
流石に敵わないと感じたのか、3体目のウルフは泣いて……鳴いて?……逃げ出した。
「ま、まぁ……当然かぁ」
(勝てない相手に逃げ出すのは本能だもんね……にしても)
また、解体の重労働をしないおいけないのかと思うと、溜息しか出ないメグだった……
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女神「そうだ! ゴーレムを使役して貰うのはどうかしら!?」
天使「また甘やかして……」
女神「じゃあ、貴女がサポートしに行く?」
天使「嫌ですよ……面倒臭いし」
女神「じゃ、サポートするわね!」
天使「勝手にして下さい……あ、ちゃんとご自身の仕事もして下さいよ?」
女神「くっ……分かってるわよ!」
※何だかなぁ……(苦笑)
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