流れ星のひとりごと

よなぞろ

WILL

噛み砕いた挫折の味

もう慣れてきてしまったようで。

そんな私が不甲斐なくて、

また、何回目か分からない失望をするのでしょう。


頬を撫でた青を運ぶ風

その青の中心には君が居て。

届かない場所だと知りながら、

また、何回目か分からない恋慕を抱くのでしょう。


覗くのは今日を知らせる光

空も心も晴れやかで。

今この瞬間を祝うように、

また、何回目か分からない朝日を見るのでしょう。


何十回も、挑戦して、

何百回も、失敗して、

何千回も、涙を流しても。


何万回目の「おはよう」のために、

「また明日」の約束を守るために。


君と出会えたことが奇跡なら。

一度しかないほどの奇跡なら。


何億回、人生をやり直せたとしても、

私はやっぱり、今がいい。


何度消えたいと思っても、

何度消えようと試しても、

生きる喜びを知ってしまったから。

また、何回目か分からない呼吸をするのでしょう。


また明日も、ここで会いましょう。

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