流れ星のひとりごと
よなぞろ
WILL
噛み砕いた挫折の味
もう慣れてきてしまったようで。
そんな私が不甲斐なくて、
また、何回目か分からない失望をするのでしょう。
頬を撫でた青を運ぶ風
その青の中心には君が居て。
届かない場所だと知りながら、
また、何回目か分からない恋慕を抱くのでしょう。
覗くのは今日を知らせる光
空も心も晴れやかで。
今この瞬間を祝うように、
また、何回目か分からない朝日を見るのでしょう。
何十回も、挑戦して、
何百回も、失敗して、
何千回も、涙を流しても。
何万回目の「おはよう」のために、
「また明日」の約束を守るために。
君と出会えたことが奇跡なら。
一度しかないほどの奇跡なら。
何億回、人生をやり直せたとしても、
私はやっぱり、今がいい。
何度消えたいと思っても、
何度消えようと試しても、
生きる喜びを知ってしまったから。
また、何回目か分からない呼吸をするのでしょう。
また明日も、ここで会いましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます