あらすじに書かれた要素要素はこの一万文字内のエピソードでは真の意味を見せていない。しかしそれは「描写仕切れていない」のでなく「繰返されるループの一幕であるため、真の文脈・真の姿を見せていない」のだと感じることが出来る。このエピソードがループの始まりなのか、それとも既に何回も繰返された回収済みのバッドエンドなのか―指輪を握りしめた主人公はループを破ることができるのか―それとも、また一文字目に戻って悲劇を繰返すだけなのか―すべてはメビウスの輪のように未だ謎である。