綺麗にまとまった洋風短編ホラーです。妻子を失い、怪しげな研究に没頭する没落貴族の元に謎の男がやってきてから変貌する日常。主人に長年仕えてきた使用人の女の視点で語られる恐怖描写が、こちらに迫り来るようでたまらない。使用人の主人への恋慕や後悔、複雑な思いが込められてじっとり湿度が籠ってて気持ちいい。悪魔は、終局はどんどん近づいてくるが離れがたい、結局破滅まで読んでしまった。そんな物語です。みなさんも是非ご一読を!