ちょうちょ、ちょうちょ、菜の葉に止まれ、
菜の葉に飽いたら 桜に止まれ
みなさまもおそらくご存じでしょう、この民謡。「ちょうちょう」
実はこの童謡、日本のものではなく、ドイツ発祥の歌だったってご存じでしたか!?
これは、
ドイツ語で「小さなハンス」と言う歌と、ドイツに渡航し女性としての自由を求めた女性、そして、壁の崩壊を語った、壮大な物語です。
主人公は、もうこの先生の作品をお読みになられている方ならご存知かもしれませんが、
いつものYouTuberです。
今日は、老人ホームでバイトをしているようでして、
お遊戯の時間に「ちょうちょう」の合唱が始まりました。
すると、一人のお婆さんは立ち上がり、すごい勢いで自室へ。
何があったのか聞きにいった主人公。そこで聞くのです。
「ちょうちょう」と言う歌の、本当のタイトルと意味。
それに込められた……
資本主義を疑い、いわゆる女性が『奥様』と呼ばれる時代から脱却しようと、一人東ドイツに渡航した女性。
ある日突然崩れた『壁』
そして……塗り替えられた主義。
少年との別れ……。
一つ一つが、主人公と、読者である我々の胸を打ちます。
イデオロギーとは何だろう?
それは言うまでもなく、住民の最大公約数が幸せに暮らせるためのルール。その基本原則なのやもしれません。
それに馴染めないとしたら?
俺は野球がしたいのに、周りはトランプをしたい奴しかいないなら?
作品のテーマは、非常に重厚にございます。
このちょうちょうの歌の、本当の意味を少しでも多くの人に広めたく。
ぜひ、ご一読を。