私の閉鎖病棟日記

ににに

0日目 企図後 時系列

■10/13 17:00頃

・灯油を被る→自分?誰か??が直前に110番したらしく、警官と救急隊の人に寸前で電子ライター(着火器)を取り上げられる。

119番を電話したような記憶はあるが、それも曖昧。

■18:00〜0:00ぐらいの間

・灯油を被ったまま某大学付属病院へ運びこまれる。

・救急救命センターで灯油を洗い流すも、身体への汚染は搬送前に着替えた衣服に染み込んだ灯油から再汚染。

・下着は灯油を被ったまま。新しい着替えが持ち込まれた翌々日(約70時間超)まで穿いていた。

・全身に灯油による化学熱傷、ただし軽傷。

・眼球にも灯油による化学熱傷、失明の危険があった模様だが、搬送中ずっと目(眼球)はきれいな水で洗われていたせいか、こちらも眼球・角膜共に軽傷で済む。

■10/14 01:00〜09:30

・ICUに放り込まれる。同床で脳卒中で倒れたと思われる老人煩し。

ギャル男系の若い看護師曰く

『アレ、ヤバいっすよね〜www』

「眠れないけどさぁ、あのおとーさん(老人)元気良いよね〜」と私


『www確かに』

■同日 10:00頃〜

・回復期ICU、とでも言えば良いのか。術後の患者や事故などで一旦救急救命→ICU送りにされた人が一般病棟へ移動する前の腰掛け的な4人病室へ送り込まれる。

・患者の出入りが兎に角多い、私以外の患者は最低一度は入れ替わっている。

・以前飼っていた猫と鳥の幻覚を見る。猫さんは心なしか心配しているようだった。

鳥は、もしかしたら鳥(カラス)よけを鳥に見間違えていたのかもしれない。


・何度か回診を受けたが、総数は曖昧。しかし最初のICUで“灯油さん”と研修医の卵達の回診であだ名を付けられていたのが何とも。


■???

・転院が決まる→とある精神科病院

・それまでの残り時間は36時間無かったような気がする。

・大学付属病院にいたのは3日半程度か

■10/16 午後

・精神科の病院に転院する日。

オカンとおばさんが来てくれていた。

泣きたい。

特におばさんには遠い所から来てもらって申し訳が立たない。オカンは灯油を被った翌日から来ていたようだ。そして一旦おばさんの家へ行き、おばさんと一緒にまた入院手続きの時に相方と一緒に付き添ってくれた。更に、散らかっていたリビングまで綺麗にしてくれたとのこと。

これは今後一生頭上がらん。

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