私が『こういうラブコメを待ってなかった』と言えば嘘になる。
ストーリーラインで異世界ファンタジー作品の僅かな転生要素は含みつつ、そっちのメインシナリオの進みは内容に対してかなりゆっくり進みます。
メインのストーリーラインの進みが遅いのなら、内容の大部分は何を占めるかというと、主人公のモノローグです。
一見すると寡黙な主人公が心の中ではしゃいでいるだけで笑わせてくるファンタジー世界でのラブコメが文章の殆どです。
一応、シリアスな要素もありますが、そちらはヒロインが主人公と関係を深める過程で、過去の話や、今やっている行動で真剣に戦ったり活動しますが、定期的にシリアスに成る割にくらい要素は結構あっさり目で区切りを付けて、主人公の妄想で話を進めていきます。
この作品伏線も結構多いから続けて読んでも話に纏まりができています。
ほったらかしにせず、こまめに回収もしてくれるから一つ一つのエピソードはやや独立している流れなのに話に繋がりを感じ取りやすいですね。
気になるのは、かなり序盤にラブコメエピソードを持ってきた剣聖のカルラのターンだけ、短めに秘密の共有をしただけになってしまったせいで、作品の中でいささか地味になってしまっているので、現在途中追加キャラのラブコメとシリアスのターン中なので、おそらくまだターンが一巡していないだけなんでしょうけども、彼女の魅力を示す活躍を期待しています。
ここからは評価とは異なる感想ですが、
アリシアは何故自分だけはまともみたいな前提で話を進めるのか?
もしかしなくても、作中で一番の異常なのはアリシアさんですよ。
いや、……「私は私が好きな人が好きだ」のデンジくんメンタルなんだろうけど、言ってることとやってることが一番めちゃくちゃなのは、間違いなくアリシアの奴だ。
何故、巻き込まれたくないみたいなことを言うのか?
むしろ、振り回してごめんなさいくらい言ってもいいだろう。貴様は……本当になんなんだよ! 一番性癖が歪んでるNTR趣味の女だよ。
カルラのターン終了、アストレアのターン終了、バシリが〈転生者〉を確保したところまで読んでからの追記
アリシアてめぇ、何なんだよ本気でよぉ……!
なんか、『とんでもないモンスターを目覚めさせてしまった……』つもりで、フランケンシュタイン博士みたいな態度とり続けてるけど、モンスターはお前の方だろ!?
フィンはとんでもないモンスターを覚醒させてしまったようだ……。いや、なんなんだよお前はマジで……なんでテメェみたいなキャラが俺の心を掴んで離さねぇんだムカつくよなぁ!