反転するのは一瞬でなくグラデーション

異常な状態に置かれ、異常になることが至善であると告げられた主人公の葛藤に心が打たれます。

音や映像ないし視界の捉え方の揺らぎが滑らかで、一読でもすんなりと主人公の恐怖を味わうことが出来ます。そしてよく読み込んだ時に恐怖を味わうのは、読み手です。

とても面白い作品をありがとうございました。