双子が生まれたらある時期に片方が殺される。
そういう宿命を背負って生まれた姉ムルク・イツァエと弟ムルク・ヤクシン。
弟ムルク・ヤクシンは守護職となり、今日も市場を守っています。
姉ムルク・イツァエは集合住宅から外出できず、行動範囲は集合住宅に限られています。
しかし、ムルク・ヤクシンは「いつか姉と都市を歩きたい」と願い、それを知った姉は母を説き伏せてともに外出する機会を得ます。
それが、双子にとって、どのような意味を持つのか。
物語の始まりは、庶民的な生活の中に生まれたささやかな希望でした。
古代北中米で栄えたメソアメリカ文明(マヤ文明やアステカ文明など)を舞台に、物語は繰り広げられます。
あまり耳馴染みのない舞台ですが、であるからこそ、他の文明とは一味も二味も違う、石器や土器による文明からは、独特な空気を運んでくれます。
禁忌とされた双子に転機が訪れたとき、ふたりはその先どうなってしまうのか。
世界四大文明であるメソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明では味わえない物語が「ここ」にあります。
ぜひ、メソアメリカ文明への扉を開けてみませんか?
きっと、今まで触れたことのない、興味深い物語が「ここ」にあります。
世界四大文明ではないから。
だから「面白い」のです。