第22話 簡易シャワー!
又又、広場の隅に板を設置する。
この板は俺の売った馬車を修理する工房を見学した時に、薪の値段で売ってくれた破棄する物!
「また何を作るんですか?」
「まぁ見てて下さいね」
また3方向に板を立てて、頭の上に板と樽を半分に切った物も設置して置く、下に降りて鍋に水を入れて湯を沸かす。
そして立板の横に木箱を階段上に設置して、上の樽に沸かしたお湯を入れて、熱ければ水を入れて適温に!
そして下には簀子を引いて、服を脱いで準備完了!
「きゃー、なんで服を脱ぐんですか?」
顔を覆う手の隙間が広いですよ、従業員さん。
「見てないで横に行って下さい説明します」
上に設置した半樽には予め小さな穴が5箇所程空いていて、1つ2つ取れば天井からお湯が落ちる仕組み、そしてお湯で体を洗って、最後は全ての穴を解放して、最後まで堪能。
後は体を拭いて着替えれば、サッパリ男が出来上がる。
「着替えたので、見ても良いですよ」
従業員さんは顔は手で覆うけど、指の間の隙間は相変わらずだ。
「残念です、服を着ている」
「何か言いましたか?」
「いいえ、それよりも王都でお風呂に入った様に、貴方の顔が赤いですよ?」
「それはお湯を浴びて、体を洗ったからです、足元は濡れていますので気をつけて下さい」
鍋一杯なので大した量では無いけど、排水が整備していないので地面は水浸しだ。
「ハイハイ、下は気をつけます、しかしお風呂が入れるんですね、私もお願い出来るかしら?」
シャワーですけどね!それとお湯を沸かすのに薪がいるし、後はお湯を上に持っていく労力……多少のお金を貰うか。
「銀貨1枚でどうですか、お湯をバケツ一杯付けて!」
「そうですね、私は2杯使いたいんですけど、それだと銀貨2枚になりますよね」
ニッコリと笑うけど、騙されないぞ営業スマイルには。
「追加ですか? それでは直ぐに追加を注ぎますけど、それならば銀貨2枚でも大丈夫でしょうか?」
仕方なく従業員さんは頷く、どうやら納得したらしく、お金を貰ってお湯を沸かす。
そして従業員さんは、シャワーの前で周りを確認。
「少し待ってください、これだと村の一部から覗かれてしまいます、扉は付けてもらえませんか?」
確かに遠目でも裏から覗かれる、ならば視界を遮る様に立板を交互にに設置して、迷路状にする。
「これならば見られませんよ、途中に棚を置きましたので脱いだ洋服と着替えを置いておくと良いと思いますけど?」
そして改めて従業員さんは中を確認。
「良いですね周りの視線も遮れて、ではお湯を入れてください」
入れる前に、穴に栓をして、上の樽に湯を注いで水を混ぜながら適温にする。
「いつでも初めて下さい、追加も直ぐに沸かして置きますので、声をかけて下さい」
そして下に戻ると、魔法使いさんがいる。
「何か様ですか?」
「ハイ」
手のひらに銀貨2枚を乗せられる。
「次は、私もお願いしますね」
どうやらその後も、お客の女性や、村の女の人達で俺はずーと湯沸かし係をやらされた。
せっかくサッパリしたのに、湯沸かし労働で汗をかいてしまって、またシャワーを浴びる羽目になった!
寝る時間になってまた一悶着、俺は隅に自分の馬車を出して寝る予定だけど、また従業員さんが突撃してくる。
「狭いんです、今日もお願いします」
「分かりました、けど背後の人はなんですか?」
暗闇をよくみると従業員さんの背後に、護衛の魔法使いさんがいる。
「宿は混んでいて、此処で寝れば無料と聞いたのよ、私も今晩は見回りが無いから安心して寝られるの、私も此処で寝るわよ」
此処でと言われても、俺の馬車なんだけどな?
「私を襲ったら、魔法を死ぬまで撃ち込んでやるから、死ぬ覚悟をして襲いなさいよ!」
そんな物騒な女性には近づきませんよ、そして3人で川の字で一晩寝る事になった!
次の更新予定
俺はこの村を出て行く!お前達なんて親でも兄でも無い!元農民の異世界旅? 川向こうのジェロ吉さん @fin77
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