平成時代の記憶を持つ、短大生藤野美知子さんが昭和45年を舞台にして、日常の謎を解き明かすミステリーです。
この作品、白眉なのはとにかく「昭和の雰囲気」が驚くほど鮮明に描かれているのです。
昭和、と言うのは令和から見ると「一昔前」
だけど、発展としては今にも通ずる形にはなっている。
そんな近代の時代、だけどノルタルジックを感じさせる独自の空気を実に巧みに描いている✨️
(ああ……昭和のオフィス街のサラリーマンってこんな世界なんだ)
と、映像作品のようにハッキリとした、それでいてノスタルジー漂う色彩が浮かんでくる。
なので、拝読してても心地良い。
日本に確かにあった、だけど下手したら明治・大正時代よりもイメージしづらい時代。
それが本当に色鮮やかな……✨️
作者様の非凡な感性が光るありそうで無かったノスタルジック溢れる「日常の謎」連作短編。
ぜひご一読をオススメ致しますm(_ _)m
昭和45年、就職活動中の短大生・藤野美知子には秘密がある。なぜか平成時代の記憶を持っているのだ。
会社訪問先で起こる小さな事件。ティーバッグが湯呑みに混入した謎、社長の娘が突然結婚を断った理由——
美知子は持ち前の観察力と未来知識を駆使して、次々と謎を解き明かしていく。
昭和の就活事情や企業文化が細かく描かれ、タイムスリップものとしても、推理ものとしても面白い!
レトロな時代背景の中で、美知子がどんな事件に遭遇し、どう立ち回っていくのか。そして彼女の未来知識は就職にどう影響するのか?
続きが気になる作品です。