耳に心地よいリズムの言霊が、詩的宇宙をデザインする。

ユニークな言葉の連なりを目で追って行くうちに、いつしか耳の方が心地よさを感じる。そういうタイプのNovelであると感じました。
頭を空っぽにして、響きに耳を傾ければ、「わたし」や「あなた」の孤独や魂のふるえが聞き取れるでしょう。絶品です。