第二旅の終幕(全体の半分ほど)まで読ませていただきました。
私自身には鉄道趣味がなく、専門知識もゼロなのですが、それでも部員たちの掛け合いが楽しく、グイグイ引き込まれました。
特に、私自身が作中の彼らと同じ年頃に大阪に住んでいたこともあり、「放出(はなてん)」や「住道」など、関西のローカルな駅名が出るたびに、懐かしい記憶が蘇りました。
伊賀上野への鉄研旅行は、あの年代の空気感がよく表現されており、自分もその場にいる様な、それでいて、自分たちの青春時代を思い出すような、とてもほっこりした気持ちになりました。
正直なところ、現実の一部マナーの悪い撮り鉄のニュースなどの影響で、鉄道ファンに対して少し身構えてしまう部分があったのですが、この作品の登場人物たちはそんな偏見を完全に洗い流してくれました。
純粋に「好き」を突き詰める姿は、見ていて清々しいです。
中でも「鉄研カラオケ」のシーンは爆笑しました!
『赤いスイートピー』の歌詞から路線を特定しようとする不毛かつ熱い議論、そして「曲の発売時にはその路線はまだない」という部長の冷静な論破。
最高すぎますし、その不毛な熱量こそが、趣味を愛する者(=オタ)のあるべき姿だなと思います(笑)
私自身もクルマを題材にした小説を書いているのですが、ジャンルは違えど「好きなものを全力で書く熱量」に共感しました。
これからもお互い、"作者の趣味全開の執筆"を楽しみましょう!