聖魔の勇者〜やがて伝説となる聖女~
朝霧直刃
「プロローグ」
これはむかしむかしのおはなし。
むかしむかしあるところにわるいわるい傍若無人の大魔王・デスラスカオスがいました。
デスラスカオスは人種関係なく殺戮を行いました。
しかしそこに伝説の勇者、幻の勇者、アークディアが現れました。
アークディアは左手に闇の魔聖剣・アルケイドを右手に光の聖剣・アースガルナを以て、たったひとりでデスラスカオスを討ち滅ぼしました。
めでたしめでたしーーとなるはずでした。
時は遡ること魔法が人間種まで広まった魔法創成期時代まで遡ります。
ときの魔王・デスラスに、ときの勇者・アースガルナとその一行は今まさに魔王を討ち滅ぼさんとしたそのとき魔王は最後の力を振り絞って勇者に呪術を掛けました。
それはアースガルナが身篭った子は後の世から魔族の邪悪な力を弱め、消し去る聖浄の力と魔王が持つ悪しき魔を破壊する魔壊の力のどちらかしか宿らない呪い、もしくは双子の場合はそのふたつの力が分かたれてしまう呪いを。
魔王は高笑いを上げて言いました。
「ガハハハ!これで後の世に我が復活したときには貴様はいない!そして後の世の勇者はどちらかの力しか所有できまい!そのときこそ我が一族、デスラール一族が全世界を支配するときだ!」
デスラールとは神話により語られる終焉戦争にて登場する全世界の八割の人々を殺戮した大悪魔の名前です。
どうやら魔王は伝説の大悪魔・デスラールの末裔だったようです。
そのデスラールを倒したのはアルケイドと呼ばれる青年でアースガルナは彼の生まれ変わりと考えられています。
こうして未来が変わり、デスラスカオスを倒すはずだったアークディアは誕生せず魔壊の力を持って誕生したのがアークレイドという男の子と、聖浄の力を持って誕生したのがクーアディアという女の子の双子の兄妹でした。
果たしてアークディアが誕生しない世界で大魔王を倒すことができるのか……
これは勇者を取り戻す物語――――そしてこれから語られるのは後に大聖女とも勇者とも呼ばれ、大陸や国名にまで名を馳せ、神話にまで至る伝説の女傑・アースガルナの始まりの物語――――
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