第4話 鬱はお薬

鬱々とした作品を作るのが好きだ


好きは好きなのだが、そうというよりも、気持ちが良いの方が適切かもしれない



鬱な空気を全面に出した作品を作ることで、私の中の陰鬱としたものが浄化されていく感じがする


だからきっと、私の作品に触れた人々も浄化されていくだろう



手に入れ難いかのように錯覚している幸福感や充足感といった感情に終わりはないが、

どこまでも付き纏って来るかのように錯覚している不安、焦燥、絶望などの負の感情らは消耗品なのだと思う


だから、負の感情を存分にぶちまけた作品を作れば癒されるし、

作品を作らずとも、目の前の作品が自分の代わりに絶叫し泣き叫び血飛沫を上げてくれている場合も、自分の心は癒されていく




2025年12月9日 夜中

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