私の人生
@GCM
私の人生
私はよく人を怒らす
学校ではクラスメートや先生
家ではお母さん
どんなことで怒られる?
クラスメートには理科の実験の時やみんなで作業するときに言われる
実験で顕微鏡で何かを観察するときに見えやすいように
明るいところに動かすといわれる
みんなで作業しているとき机が散らかっていたので片付けようとしたときに言われる
「勝手にさわんなよ!」「勝手に動かさないで!」
家ではお母さんのお手伝いをする
でもお手伝いをして失敗しちゃうと怒られちゃう
「なにしてるの!」
私はお母さんに少しでも楽してあげたかっただけ
こういうことがよくある
そんな時みんな口をそろえて言う
「余計なことをするな」
私はみんなによくするように行動したのに余計だった見たい
だから今度からはなにもしないようにした
学校でクラスメートみんなで掃除をする時があった
私は自分の掃除が早く終わって教室でただ立っていた
だってまたみんなのことを手伝うと余計なことをしてしまうと思ったから
何もしてなかったら先生が近づいてきた
「○○さん?掃除はどうしたんですか?」
「もう終わりました」
「ではほかの人を手伝いましょう。なぜ手伝っていないんですか?」
「だって、余計なことするなといわれたくないから、、、」
「そんなこと言う人はこのクラスにいないと思いますよ?それにもしそう言われても余計なことじゃないことを手伝ったらいいんじゃないんですか?」
「余計じゃないことってなんですか、、、?」
「それは自分で考えなさい。なんでもかんでも先生に聞かないでください」
先生は教室を出て行った
先生にそう言われたのでクラスメートに聞いてみた
「ねぇねぇ、なにかすることある?」
「特にない。後そこ邪魔だからどいて」
「あ、ごめん、、、」
やっぱり余計なことだったらしい
だから今度は自分でできることを探してみた
教室を見てみるとクラスみんなの机は動かされて後ろの方に動かされていたけど教卓がまだ動かされていなかった
(みんな教卓が重いからまだ運んでないのかな?)
だから教卓を運ぼうと思った
ちょっと重たかったけどなんとか後ろの方まで運べた
そしたらいきなり怒声が聞こえた
「ちょっと何やってんの!教卓動かさないでって先生言ってたじゃん!」
(あ、そうだった、、、動かさなくてよかったんだ。だからみんな動かしてなかったんだ)
「もう!余計なことしないでよね!」
やっぱり何もしない方がいいんだ
だから家でもお母さんの手伝いをしなくなった
私が手伝わなくなったら妹がお母さんの手伝いをするようになった
妹も頑張ってはいるのだろうけどよく失敗をしていた
でもお母さんは妹を怒らなかった
むしろ良くほめていた
「ありがとう」とか「えらいね」など
私が失敗したときはあれほど怒鳴っていたのに
そしたらいつの日かお母さんが私に言ってきた
「○○も手伝いなさいよ。△△はこんなに手伝ってくれるのに」
「だって失敗したら怒ってくるじゃん」
「当たり前でしょ?こっちにしたら迷惑なんだから」
「じゃあ△△はなんなの?よく失敗してるじゃん」
「△△は別よ。しかもあなたお姉ちゃんでしょ?お姉ちゃんは失敗しないものよ」
よくわからなかった
なぜ自分だけがいわれないといけないんだろう
なぜ自分が行うことは余計なことなのだろう
皆のために行動する
怒られる
繰り返し
行動する
怒られる
繰り返し
行動する
怒られる
繰り返し
怒られる
怒られる
繰り返し
繰り返し
繰り返し
行動すると怒られる
何もしないと怒られる
私はどうしたらいいのだろうか
もし願いが叶うならば他の人に気を使う必要がない場所に行きたい
もし願いが叶うならば私の行動を否定しない人のところに行きたい
もし願いが叶うならば私のことについて誰もなにも言わない場所に行きたい
自分で考えた答えが正解なるか不正解なるかもわからない場所ではなく 模範解答みたいなものがちゃんとある場所に行きたい
みんながしてるから
これが普通だから
常識だから
そんな曖昧なものではなく
誰もがわかってくれる
みんなが否定しない
うなずいてくれる答えが欲しい
もうなにもしたくないなぁ
これから先楽しいことたくさんあるのかなぁ
これから先私のことを必要としてくれる人がいるのかなぁ
たくさん否定されていくのかな
生きててもいいのかな
なんでここにいるのかな
ここにいてもいいのかな
私の人生 @GCM
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